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Queen Celes
【二次創作 官能小説】

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Portrait-16

「そういうことですよ、セリス殿。

もともと目の前にいる男があなたとの情交の後に隠し描いたあなたの姿を見たのが、
こうしてあなたをご招待することを私に決意させたわけだが・・・・・」



一瞬で意識がはっきりしたセリス自身姿見えないアウザーの告白に驚いている中、
アウザーの気配はドアの位置からゆっくり移動し
セリスの正面にあたる壁の方に向かう。

自然とセリスの顔もアウザーの気配を追ってゆっくりと動いていく。



「今あなたの目の前に隠れている絵を見せよう。

これが彼の最新作で、
完成間近の貴女・・・・いや、“今の貴女”の姿だよ」




―――バサァッ・・・・




アウザーが壁にかかる絵にかかっていた白い布を引き下ろすのと、

背後から画家の手によってセリスの視界を覆っていたアイマスクが外されたのと、

ほぼ同時だった。



「っっ・・・・!!」



一転して目の前が明るくなったため、
セリスは思わず目を閉じる。
やがて恐る恐る瞼を上げていった時、

セリスの眼前に
“その絵”があった。




「これは・・・・・・」



セリスの瞳は拡大し、そのまま彼女は言葉を失った。

目の前の額縁の中にいる
“もう1人のセリス”。


左足を折り曲げた状態で腰を下ろしている。

すっきりと伸びる首には銀の鎖が伸びる首輪がつけられ、


なだらかな肩から胸元までは乳房の先端までがはっきり分かるほど露になっている。
それを半分ほど隠すことで見る者の官能を高ぶらせようというのだろうか、

彼女の波打った金髪がそのみずみずしい肌つやの胸元に幾束か被さった状態だった。



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