投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

シテはいけないことをスルということ
【その他 官能小説】

シテはいけないことをスルということの最初へ シテはいけないことをスルということ 15 シテはいけないことをスルということ 17 シテはいけないことをスルということの最後へ

『星空の下で逢いましょう』-3

 性行為によって感染する性病は無数にある。

 とまあ、相手もなしにそんなおやじ臭いことを並べ立てても、子どものいない自分には関係のないことだ。

 僕はふたたび二階へ上がり、人間観察を再開した。
 天体望遠鏡を覗くと、先ほどの三人はまだそこでぐだぐだと何事かをやっていた。

 様子が変だと思うまでに、そんなに時間はかからなかった。

 おもちゃの着せ替え人形みたいに手足を露出した女子高校生。
 そこに二人の男が手を出し足を出し、少女のことを携帯電話で撮影したりしている。

 あの子はレイプされている──僕にはそう見えた。

 にたりと笑う彼らにされるがまま、少女の顔は歪みに歪んで、胸や股間へのいたずらに翻弄されている。

 今すぐあの子を助けなくては──。

 そう思い立った直後、僕は考えをあらためた。
 たとえば警察に通報したとして、レイプの現場をどのように目撃したのかと訊かれたとする。
 そしたら僕はこう応えるしかないだろう。

「その部屋を天体望遠鏡で覗いていました」と。

 だめだ。彼女を助けるのと引き換えに、自分のした迷惑行為を自白することになる。
 ほかに手はないものかと考えてみても、目の前の光景があまりにも凄惨で、なおかつ淫靡な月明かりの照り返しにより、僕の思考を狂わせている。

 それじゃあどうするか。

 あとは己の欲望にまかせて、少女の変わりゆく様を存分に楽しめばいいのではないか。
 少しくらい良心を痛めたとしても、僕はすでに取り返しのつかないことをしているのだから、あとはなるようになればいい。

 自虐的な笑みが浮かんでいるのを僕は自覚した。
 なおかつ視線の先では、青春真っ只中のあどけない少女が、その純真な体を狼たちに貪られているのだ。

 カーテンを閉めていないのは、彼らに油断の気があるのか、もしくはこのシチュエーションを彼女に思い知らせた上で、絶望的な主従関係をすり込んでいるのかもしれない。

 生のレイプである。

 シネマスクリーンで鑑賞したり、プレーヤーで再生するのとはわけが違う。
 事実、可愛らしい制服姿のその女子高校生は、手足に粘着テープのようなものを巻かれたまま、猥褻な行為に涙を呑まされている。

 乳房の大きさは大人ほどではないが、彼らを悦ばせるだけの量は十分にあるようだ。
 甘いものには目がないといった感じで乳先を口にふくんだり、脂肪の触り心地を指に記憶させているみたいだ。

 夢なら覚めるなと、彼らは願っていることだろう。
 彼女にしてみれば、夢なら覚めて欲しいと祈っているに違いない。

 未だ体の結合には至っていないようだが、彼らの指が出入りしている部分を凝視してみれば、冷や麦ほどの白い糸を引く様が明らかにわかる。

 二人の男が代わる代わる責め立てるものだから、興奮の熱気が窓の縁を曇らせている。
 あの部屋には一体どんな匂いが充満しているのか、それが気がかりでならない。

 いいや、そんなことはどうでもいい。
 もっと素晴らしいイリュージョンを僕に見せてくれ。

 少女の髪が舞い、スカートが舞い、体液が舞っている。

 男の一人がクンニリングスを披露する。
 控え目な反応を見せる彼女だが、その口にはもう一人の男のペニスが押し込まれ、悶絶する。

 しなやかに捻れる少女の体の柔らかさといったら、何にも例えようがない。
 どんなポーズにも耐えられる、万能の肉体である。

 もっとも敏感な部分を執拗にもてあそばれているうちに、彼女の顔にも赤みが差していく。
 男の指に代わって、妖しい光沢をまとうバイブレーターが出現した。

 少女の割れ目が儚く口を開けている。
 愛液も申し分ないだろう。

 それは間もなく静かに始動して、ヘッドに回転が加わると、花びらの中心にずぷりと挿さった。
 子宮に迫るほどの大きさがあったはずだ。
 それが今は根元しか見えていない。

 清純な女子高校生と、いやらしいバイブレーター。
 けして交わってはならない二つが、こうやって生々しく交わっているのだ。

 抜き差しが速まるにつれて、彼女の瞼がうっとりと閉じてくる。
 眉間に皺を寄せては弛め、興奮の坩堝(るつぼ)と化した密室で最初に絶頂を迎えたのは、少女だった。

 あんなに溌剌(はつらつ)とはじけていた手足が、今ではすっかり大人しくなってしまって、ひく、ひく、ひく、と痙攣を起こしている。

 ゴージャスな大輪の花ではなく、水辺に咲いた可憐な草花のように揺らめくその姿。
 ただただ、ため息が出る。

 濡れた目頭を指で拭いながら上体を起こせば、股間に突き刺さる玩具はなおも少女をじめじめと犯し、彼女はその残酷な現実を見てふたたび首を振る。

 いやだ、やめて、ゆるして──彼女の口がそんなふうに動いていた。

 プリーツスカートの中の尻が揺れて、バイブレーターをくわえた少女の器がまた真新しい愛液を出す。
 泉のように、聖水のように、その神秘的な場面が僕の性具をぐっと膨らませた。

 いっそのこと、この天体望遠鏡を彼女の体内へ潜り込ませて、欲望のままに診てしまいたい。


シテはいけないことをスルということの最初へ シテはいけないことをスルということ 15 シテはいけないことをスルということ 17 シテはいけないことをスルということの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前