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【青春 恋愛小説】

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15-6

凛子は見た目こそ地味な方だが、一つに束ねた髪とセルフレームの眼鏡がポイントで、ぱっちり二重が可愛らしい。

勉強も出来るし黙っていれば美人なのだが、その噂好き加減から言い寄る男子はいなかった。




「てっちゃん、かわいいとこあるじゃない」

「減らねー口だな....」

「俺も、そろそろ行くわ」

「美帆ちゃん?」

「あぁ」

「いいなぁ」

「てっちゃんもさ、いるじゃんか。眼鏡の女神さまが」

「うるせー」




一人になった鉄弥は、煙草をくわえて大の字に寝そべる。




「俺だって、彼女ほしいわ....」




溜め息混じりの、ぼやき。




第三者から言われると、かえって意識してしまう。
不思議なものだ。




「凛ちゃん....ねぇ....」




少年の独り言は、宙を舞って消えた。


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