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高校デビュー
【学園物 官能小説】

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第八話(行為なし)-3

「僕たちだって遊びじゃありません。本気です」

「国が認めるなら今すぐにでも結婚します」

「若さ故の過ちは誰にでもある。だからそう急ぐな」

「でももう決めました」

その後互いの両親がやって来て色々話し合った結果、結婚については以下のとおり。
香澄さんの親には「香澄がしたいならオッケ」と一言で許され、
僕の親には「もう好きにしなさい。どうせあんたの人生なんだから」と投げやりながらも許された。
で、最終的に学校側が下した結論は『一週間の謹慎』というなんとも軽いものだった。
が、それはあくまで僕に対しての処分であり、香澄さんには彼女自らが提示した処分が下された。

自主退学

つまりこの条件があるからこそ、僕の処分が軽くなったと言える。

   ***

互いの両親に認められたため、隠し撮り云々が収まるまでは香澄さんは僕の部屋に寝泊まりすることになった。
そんなわけで香澄さんと共に帰宅。

「嫁姑問題はなんとかなりそうでよかったよ」

「考えるの早すぎです」

「そうでもない。竜が卒業したら、この家に住むつもりだ」

「えぇ!?」

「結婚とはそういうものだろう?安心しろ。お母様に許可は取ってある」

「いつの間に!?手際よすぎません!?」

しかもなんで許してんだよ母さん!
一緒に住んだりしたらセックス三昧で高校どころじゃなくなっちゃうじゃないか!

「毎朝おはようのフェラをしてやれるぞ?嬉しいだろう」

「体がもちそうにない!」

毎朝フェラ確定なのに中出しはダメとか死ぬしかない。
挿入も香澄さん曰く「それを許したが最後、たっぷりと中出しされてしまうのだろうな」と禁止されてしまったし…。
これじゃあリア充と呼べるのか微妙じゃないか…。

「これからもよろしく頼むぞ、竜」

「な、なんですか改まって…」

「ふふ…私と結婚するのだから、精々精進するのだぞ。性的な意味で」

「善処します…」

後にわかったことだが、セックス見せつけ動画は僕の不手際で中継されていなかったとか。
よかった…ほんっとよかった…。


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