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a four-leaf clover
【女性向け 官能小説】

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あの頃出来なかったこと-8

何度もキスを繰り返しながら、あたしはトップスを脱がされ、水色のブラをさらけ出していた。


大丈夫……と何度もおまじないみたいに心の中で唱えていたけれど、やっぱりいざ服を脱がされると恥ずかしさは込み上げてくる。


胸元を隠すように腕を縮こませていると、優真先輩があたしの両手首を掴み上げた。


「やっ……、先輩……恥ずかしい……」


両手首はしっかりあたしの頭の上で、彼の右手に押さえつけられている。


両手をあげた体勢は、当然脇もさらけ出しているわけで、それもまたさらにあたしの羞恥心を煽っていた。


「恵、着痩せするタイプなんだな。胸こんなに大きかったんだ」


優真先輩はそう言って、あたしの胸をブラ越しに撫でまわしている。


「あんっ……」


「恵のおっぱい、柔らかくて気持ちいいよ」


円を描くようにさすりつつ、今度はあたしの身体にキスを落としてくる優真先輩。


彼の唇が首や肩、鎖骨に触れる度にあたしの身体は小さく跳ねた。


そして、ブラの肩紐を下げてからおもむろにホックを外されると心地いい解放感とともにあたしの裸の胸が現れた。


「あっ……先輩、見ないで……!」


「大丈夫。恵の身体、めちゃくちゃ綺麗だよ」


「ひゃっ!」


いきなり胸の突起を口に含まれるとビクンと身体に電気が走る。


陽介なら焦らして焦らして、その末にやっと……という抱き方だけど、愛撫の仕方一つにしても人それぞれなのかな。


同時に、あたしの身体に触れているのは陽介じゃないんだと、ふと頭をよぎった。


皮膚を優しく吸い上げる音が部屋に響く。


左胸の突起を親指で弾かれ、反対側は優真先輩の舌に弾かれ、腰から抜けていく快感をあたしは必死で堪えていた。


陽介の前でならあんなに素直に声をあげていたのに、優真先輩が相手だとやっぱり声を出すのは恥ずかしい。


優真先輩の優しい責めを、自分の指を歯形がつくくらいに噛み締めていると、優真先輩の声が聞こえてきた。


「恵……、我慢しなくていいよ」


「でも……恥ずかし……んっ」


「恥ずかしくなんてないよ? 恵が気持ちよくなってくれたら、オレはすごく嬉しい。……だから、我慢しないで恵の感じてる可愛い声、いっぱい聞かせて」


優真先輩は、優しく微笑んだ。


その表情で、キスで、愛撫の仕方で、彼はあたしに懸命に好きを伝えてきてくれているような、そんな気がする。


優真先輩の気持ちが、あたしの凍ってしまった心をじんわり溶かしていき。あたしは優真先輩の背中に腕をまわした。







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