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姉の匂い
【姉弟相姦 官能小説】

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第四章-1

 翔太と結衣が並んでボーッとしていると父はまず隣の女性に紹介した。
「あぁ、二人が結衣と翔太」
「あ、どうもこんにちは」
「…この人は〇〇さんだ、突然で悪いとは思ったんだけどたまたま一緒に近くに来たから…」
「ごめんなさい、私が行きたいってお願いしたの、〇〇です……」
とお互いに自己紹介した。
 それからしばらく四人で話をしてから父は女性を送っていくから帰りは九時くらいになると言い出掛けていった。
 結衣と翔太は結衣の部屋に戻り
「お父さん、あの人と結婚するのかなぁ」
「その気が無ければ連れてこないだろうから、まぁいいんじゃない」
「私も反対じゃ無いけど…」
 結衣の言葉に翔太は
「あっ、今姉ちゃんの考えてる事わかっちゃった」
と言うと結衣は目を逸らし
「えっ、何の事かな?」
と答えた。
「しらばっくれて、お父さんが結婚したらあの人が家に来るから、もう家でこんな事出来なくなっちゃうって思ったでしょ」
と言いキスをした。
「うふふ、バレちゃった、当たり」
と結衣は少し照れ笑いをして
「でもお父さんには幸せになって欲しいしあの人感じのいい人だったから結婚は賛成って事にして…とりあえず今のうちに一杯しよっか?」
と翔太に抱きついた。



 それからしばらくしたある朝の事だった。
 その日はとても寒く翔太はコートのポケットに両手を入れながら結衣と並んで駅までの道を歩いていた。
「ちょっと、翔太危ないよ、ちゃんと手を出して歩かないと転んじゃうからね」
「平気平気、霜焼けになったら大変でしょ」
 そんな事を話しながら交差点で信号待ちをしていた時だった。
 車道に少しはみ出して立っていた翔太に向かって一台の大型バイクが走って来たのに結衣は気付いた。
「危ない!」
 結衣は慌てて翔太を後ろから引っ張った。
 しかし両手の自由がきかない翔太はバランスを崩し後ろに倒れそうになった。
 このままでは翔太が怪我をしてしまうと思い結衣はとっさに翔太の体を抱きしめた。
 二人がそのまま何歩か後退したその時

  ガツン!

 激しい衝撃に翔太は思わず顔をしかめた。
 しかしどこも痛く無いので慌てて後ろを振り向くと結衣が電柱に頭を打ったらしく
「いたた…」
と頭を押さえていた。
 翔太は真っ青になり
「姉ちゃん大丈夫?頭打ったの?」
と結衣を抱きかかえた。
 すると結衣はすぐに笑顔になり
「えへへっ、ちょっと頭打っちゃった…翔太、だから危ないって言ったでしょ」
 そう言って翔太の頭をコツンと叩いた。
「ごめん、それより頭大丈夫?今凄い音したけど…」
と翔太が心配そうにすると
「平気平気、コブにもなってないし、それより早く学校行かないと遅刻しちゃうよ」
 結衣は元気に立ち上がり翔太の手をとり立たせて服の埃を落としてから学校へと急いだ。




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