投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

養女・紗綾
【その他 官能小説】

養女・紗綾の最初へ 養女・紗綾 41 養女・紗綾 43 養女・紗綾の最後へ

迷惑な来客-4

「ええ。村田桔平くんといって、名古屋で中華料理の修業をしていた子なんです。23才と若いので鍛え甲斐あります」

店主の小野は四角い顔を綻ばせた。店員の村田は人懐っこい表情を見せて、会釈した。イメージ的には、出っ歯なコメディアンだ。

カウンター席に四人は腰掛けた。勝雅の左横に美恵子。勝雅の右に瀬田朋美。朋美の右に宮原琢也だ。

「とりあえずビール」

宮原がすかさず注文する。

「さあ、何を食べようかなあ?」

宮原はメニューを見ながら、嬉々としている。

(人の財布をあてにしやがって。ボンクラが…)

宮原たちは、唐揚げだの、エビチリだの、バンバンジーだの、チャーハンだの、六品ほど注文した。

「桔平くん、明日、朝から運転免許の講習だろう。もう上がっていいよ」

「ありがとうです」

小野と村田の会話が耳に飛び込んできた。

23時24分。

勝雅のケータイが着信音を響かせた。ディスプレイに「土屋紗綾」の文字が浮かんでいた。



養女・紗綾の最初へ 養女・紗綾 41 養女・紗綾 43 養女・紗綾の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前