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9歳差のジレンマ
【幼馴染 官能小説】

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俺にとっての晴菜-18


「そっかぁ〜!三宅先生がかっこいいわけだぁ!」

晴菜は興奮して雄二から引き離した俺の手をぎゅーっと握っていた。
たぶんそれは無意識で・・・
晴菜に握られた手はそこだけ熱を帯びているように
俺の全神経が集中した。
晴菜は俺の右腕にぶら下がっているかのように抱きついてきた。

晴菜ちゃん・・・
胸があたってますよ・・・

顔がにやけそうで
でも、晴菜は妹で・・・

複雑な心境の俺の頭に
きれいな声が響いてきた。

「晴菜ちゃんと三宅先生は知り合いだったんだ?」

この好青年の存在を忘れていた・・・

「純はお前の先輩。昔の生徒会長。そん時の会計が俺。
んでもってこの晴菜ちゃんは高校時代の純と俺のお姫様」

確かに・・・
お姫様状態だったな
高校生の男がそろいもそろって小学生の晴菜を可愛がってた。

「佐藤は?晴菜ちゃんと知り合い?」

俺は軽く自分の腕を自分の体に引き寄せた。
その腕に引っ付いて晴菜も俺に引き寄せられた。

そんな俺を見て雄二が軽く笑ったのを俺は知らなかった。

「先生。いくら知り合いでも女子高生をちゃん付けで呼ぶのは怪しいですよ」

と、高校生らしからぬ落ち着いた声で苦笑いをする好青年は
その後、俺にきちんと挨拶をした後で
文化祭の終了の準備がありますので。と
きれいにこの場を去って行った。




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