投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

『innocent toy』
【その他 官能小説】

『innocent toy』の最初へ 『innocent toy』 1 『innocent toy』 3 『innocent toy』の最後へ

『innocent toy』-2

ヴヴヴ…。
「きもちいい?」
「ん…くぅ…、もっと奥まで欲しいよぉ…」
だらん、とあたしの秘部から半分出ている黒いバイブレーターは、ぐねぐねと回転している。
「奥って…?もっと入れて欲しい?」
あたしが切なげにうなずくと、お兄さんは上気した顔でバイブレーターに手を添える。
ぐちゅぐちゅっ。
いやらしく響くその音も彼にとって起爆剤になったらしい。
「すげ…。いっぱい溢れてきてる」
お兄さんのその言葉は思いがけずあたしの羞恥を煽った。
「や…、恥ずかしい…」
「だって、すごいポタポタ垂れてきてるよ?気持ちいいからだろ?」
あたしが腰掛けているレジカウンターの下には小さな水溜まりができていた。
「もっと入れてよぉ…」
お兄さんの首に腕を絡めて嘆願する。
「いいよ…」
お兄さんがそう返事した途端、

ぎゅぷぅっ!!

「んあぁっ…!あく…」
バイブレーターを一気に奥まで押し込んで来た。掌でそれを押さえたまま、引かない。
「ぅ…やぁぁっ!先っちょすごいあたるぅっ」
あたしの嬌声にお兄さんも鼻息を荒くしている。
「ここっ…そんなにいいんだ…」

ぐぬぐぬ。

なおも押し込もうとする。
「いやぁ…中で動いてる…んんっ…」
「じゃあこれは?」
ウィィィン…。
耳元で聞こえた機械音はピンクローターの振動部分が二つ付いているものだった。
お兄さんはあたしのTシャツをまくりあげると、その二つをブラを付けたままの両胸に当てた。
振動は微々たるものだったが、あたしの敏感な乳首はその微かな振動を受けてつんと立った。
お兄さんはブラにローターをいれ、あたしの股を覗きこむようにしている。
「こんなデカいの咥えこんで…やらしいな…」
ゴクッと唾を飲み込む。
「やだ…そんなに見ないで」
バイブレーターがあたしの敏感な部分を擦り上げる度、快感が増していって波に襲われそうになる。
「いく…ぅ、もおだめ…」
「イッちゃうの?このおっきなバイブで?エッチだね。いいよ、イッても」
ぐちゅうぅぅっ!
また力任せに押し込まれて、堪らずあたしはイッてしまい、脈打つ膣口からバイブがぬるんと飛び出た。

あらかた店の掃除をして、店のドアの前の「CLOSE」を「OPEN」に直した。

…あそこがまだジンジンしている。
あの後、お兄さんと二回した。
バイブに比べたら大きさは劣るけど、がむしゃらさが可愛くて二回ともイッてしまった。
思い出して溜め息をつく。
そんなあたしの妄想をかき消すようにポケットの中の携帯が鳴る。
「もしもし、パパ?うん、ちゃんとやってるよ。ケーキ?やったぁ、すごくおなか空いたとこだったの。うん。じゃあうち帰ったらね。ばいばい」
ピッと電話を切る。
レジカウンターに腰掛けて客を待つ。
あ〜ぁ、またかっこいい人来ないかなぁ…。
うすっぺらい期待をしながら、また雑誌をパラパラとめくり始めた。


『innocent toy』の最初へ 『innocent toy』 1 『innocent toy』 3 『innocent toy』の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前