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レイプ犯 湯島武史
【レイプ 官能小説】

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悪魂の結末-16

 ふと気づけば夢にまで見た武史の体温を全身で感じていた絵里。その温かさに気持ちが良くなってしまう。もともと絵里はセックスを覚悟してきた。その時の気持ちと今は少し意味合いは違うが、セックスしたい気持ちは変わりない。
 (女に対して冷え切った湯島君を救いたい…。)
復讐のみにしか女を見ていない武史を救いたい…その気持ちでいっぱいだった。絵里は思いを決めた。体を少し離して顔を対面させる絵里。
 「ん?え…?」
絵里の顔がゆっくりと近づく。驚く武史の唇に温もりが伝わる。
 (な…)
体が固まる武史。思わず目を閉じる。柔らかな唇の感触に頭がポーッとする。絵里に身を任せる事しかできない。絵里の息づかいさえ美しく感じる。
 緊張する武史だが、実は絵里の方がもっと緊張していた。
 (キ、キスしたものの、私に男の人をリードする事なんて…。どうしよう…)
かなりの間、恋愛などしていない絵里。キスからセックスまで武史をリード出来るほどの経験は皆無である。冷え切った武史を救いたい気持ちがあれば何とかなる…そう信じるしかなかった。
 (えっと…キス終わったら何をすればいいんだろ…)
一生懸命考える絵里。武史が少しだけ目を開けるチラッと絵里を見た。
 (き、急に絵里ちゃんが大人っぽく見えてきた…。ヤバい、俺に普通のセックスしろったって無理だよ…。ムードなんて作れねぇし…。下手に動くと恥をかくから絵里ちゃんに任せるか…)
絵里に全てを任すつもりだ。
 (キス終わったら…どうしよう…。あ、ちゃんと気持ちを伝えなきゃ…。それからどうしよう…。脱がす?いきなり脱がしたらよっぽどたまってるって思われちゃうじゃない!?どうしよう…。でもいつまでもキスしてられないから、ひとまず唇を離さなきゃ…)
頭の中は回線がショートしそうだった。
 絵里はゆっくりと唇を離す。お互いゆっくりと目を開ける。
 「湯島君…、好きです…」
 「絵里ちゃん…俺もだよ…」
初めて聞く武史への自分の気持ち。胸がいっぱいになる。その瞬間、愛を確かめる行為に思考は必要なくなった。絵里の体は自然に動く。
 再び唇を重ねながらゆっくりと武史を押し倒す。倒れた武史の体に体をピタリと密着しながら熱いキスを交わす。
 「んんん…」
 「ん…」
2人の愛のハーモニー。絵里の舌が武史の口の中に侵入し舌を絡ませる。ネチョ…ネチョという音が気持ちを高ぶらせる。
 (リードしてくれそう…)
武史は安心感を抱く。絵里は本能のまま動く。
 絡み合った舌を解き唇を離すと、絵里は武史の首筋にキスする。
 「ああ…」
鳥肌が立つほどゾクッとした。首筋に唇を這わせながらYシャツのボタンを1つずつゆっくりと外して行く。Yシャツの下は裸だ。武史の鋼のような肉体に触れ、絵里の女芯がジュクッとうずく。前がはだけると武史の胸板に手を当て撫でて行く。愛しそうな手つきに武史の鼓動は速くなる。首筋から下り胸元に唇を這わせる絵里。掌に感じた突起物を指で優しく転がした。
 「ああ…」
感じる武史。男の感じる表情に絵里はたまらなさを感じる。もう片方の乳首も刺激すると、武史は体を反応させて感じる。
 (男の人の感じる顔って、カワイイ…。)
目の前にいる武史があの極悪レイプ犯人だなんてとても信じられなかった。武史の感じる顔を見ると、絵里の興奮も高まってきた。


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