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ようこそ花咲女子寮へ
【ラブコメ 官能小説】

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相変わらず君は罪な男だな-10

「君はもしかすると皆が皆、異常とまで思える自己性欲の発散方法に疑問を感じて
 ここ花咲女子寮に来てると思っていない?」
「え? あ、まあ…… 概ねそういった悩みを抱えたクランケを、
 上手くサポートする事こそが僕の役割だと思っていますが…………」
「確かに自己の性欲が異常と感じて相談に来ているのに間違いはないわよ?
 けどね、必ずしも皆が皆その発散方法を知っているとは限らないの…………」
「発散方法を知っているとは限らない……?」
「ええ、よしんば知っていてもそれを己が許さなければ…………
 我慢どころかフラストレーションは増加する一方じゃないかしら?」

性欲の発散方法とそれを許さない己。
どうやら美咲さんは僕の悩みが風音の事だと気づいてる様子だが、

「ま、私の言えるのはここまでよ…………
 それを解決してやる事こそが君の役割だしね…………」

そう言ってはまるでもうこの話は終わりと言わんばかりに、
僕の体を抱き寄せては、未だおさまりがつかない様子で、
右手で僕の股間を再び撫でまわしはじめた。

「ちょ………… もう駄目ですよっ!?」
「まあまあ、いいじゃない?
 私だけ満足しておいておめおめと君を返すなんて出来るわけないでしょ?」
「ぼ、僕は大丈夫ですからっ! むしろそうやって触られてると余計に…………」
「大丈夫よ和也? 心配せずとも私が抜いてあげるから…………
 自慰行為でも性交渉でもない、
 これもまたひとつの『我慢』を抜け出す方法でしょ?」
「ま、またっ………… もうっ! どうしてそんなに意地悪なんですかっ」

僕は慌てて体を起こしあげると、
その場に立ち上がってはお盆を手に持ち、

「と、とにかくっ 今日は本当にありがとうございました。
 なんだかんだで…… その…… 色々教えてもらった気がします!」

と言い残しては、まるで逃げるようにその場を立ち去っていった。


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