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レイプ犯 湯島武史
【レイプ 官能小説】

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陰と陽 -4

 この日に電話番号とメールアドレスを交換した2人。優里には内緒で連絡を取り合うようになる。メールの書体、声、話し方…、全て優里そっくりな絵里。
 「ここまで似るもんなのかよ…。」
呆れるぐらいだ。違いは毎晩折檻され傷だらけの体と、彼氏もいず誰にも汚されていない綺麗な肉体だけだ。
 「いや、あと1つ…、ガバ気味のマンコとキュッと締まったマンコの違いだな…。ヘヘヘ」
同じ容姿なら締まりのいい方がいい。想像しただけで勃起してきた。
 絵里は頻繁に武史に連絡をしてきた。仕事帰りに例え5分しか時間がなくても武史に会う時間を作り少しずつ親密になっていく。絵里も少しずつ湯島武史という男を知っていく。それが湯島武史の『陽』の姿のみだと言う事も知らずに…。
 双子の優里が好きになった人だからきっと自分も好きになる…その思い込みが働き、無意識のうちに好きになろう、好きになろうと、気持ちが武史に傾いていく。ある意味催眠だ。本来優里は武史の事は微塵も愛していない。すなわち絵里も同じだ。絵里は本来愛するはずもない男を愛そうとしているのだ。
 催眠にかかった絵里はどんどん武史に引き込まれて行く。立派な体格で容姿が良い。爽やかな笑顔、優しさ…、全て偽りの武史の存在が日増しに大きくなって行く。
 家に帰り一緒に撮った写真を見ている絵里。
 「結局同じ人を好きになったなゃうのよね…」
カメラの画面に写る武史の顔を指でなぞる絵里。溜め息をつく。
 「湯島君、今頃優里と抱き合ってるのかな…」
そう思うと心にモヤモヤとしたものを感じた。
 「同じ人を好きになれた時点で止めようと思ってたのに…。ダメ…私、止まらないかも…」
カメラからは聞こえない声、伝わらない優しさが愛おしい。画面に一緒に写る自分に飛び込み、今すぐに武史の笑顔をこの目で見たくなってしまう絵里。写真を見ているだけで胸が締め付けられ、そして切ない気持ちになってしまう。


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