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生徒会!!!
【学園物 官能小説】

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初デートは秋葉原-3

「……ねぇ」
先輩はハンバーガーを食べ終え、そのゴミを畳みながら、
「大神くんは、私のどこが、す、好きなわけ?」
そう訊いてきた。
「正直、一目惚れ、だったんですよね」
「ひ、ひと、ヒットソングメドレー??」
「……先輩から振った話なのにボケないでください」
「ごめん……」
「この高校に入学してすぐの頃、授業中に体調崩して保健室に行ったことがあるんですよ。そしたらそこに半裸の先輩がいて」
「ま、まさか最初から私の体目的で……?」
「狙って入ったわけじゃないですよ」
当時、先にも説明したように体調を崩して保健室へ行った俺の視界に飛び込んできたものは、スカートこそ履いていたもののおっぱい丸出しの先輩の姿だった。
大きいのに綺麗な形をしているな、なんてしばらく見とれていると、先輩は突然顔を赤くしてぶっ倒れた。
で、そこにいた保健室の先生――先輩の胸囲を計っていたらしい――にすぐに出ていくよう言われて逃げるように教室に戻ったときには、不思議と体調はよくなっていたんだよな。代わりに心臓はバクバクいってたけど。
その日の放課後、家に杏ちゃんが乗り込んできて――そういえばなんで家知ってたんだ?――、
「お姉ちゃんに謝ってください!」
って言われて――今思えば、先輩に俺を会わせるための口実だったんだろう――、先輩の家を知ったんだよな。
……あれ?俺が最初に好きになったのって、もしかして先輩のお胸ですか?いやまさか。
「先輩は、俺のどこが好きなんですか?」
「そ、それは……ってだから!偽物だからどこが好きとかはないの!」
引っかかりませんでした。手強い。
引っかかるといえば杏ちゃんが言っていた『四年前』だ。
先輩は四年前に俺と出会い、その時から俺のことを好きだったらしいのだが、おかしなことに俺にその時が記憶がない。まさか記憶を操られたとか!?って橘じゃあるまいし何言ってんだ。
訊いてみるか?しかし憶えてないのに訊いて、杏ちゃんから先輩の俺に対する気持ちを聞いている、なんてことがバレたら意地でも「好き」って言わないだろうな先輩。
「……じ、実は私たち、四年前に会ってるんだけど……憶えてる?」
なんて考えてたら先輩のほうからキター!橘曰く主人公補正ってやつか!


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