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生徒会!!!
【学園物 官能小説】

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翔太と銀杏-2

  ***


翌朝自室のベッドの上で目を覚まし、ケータイを確認すると新着メールが五件届いていた。
そのうち四件は例により後輩からの謎メールだったが、残りの一件……最も新しい受信メールの送信相手は……。
「銀河先輩キター!」
銀河先輩からの初メールに、俺のテンションは最高潮に達した。
内容は『おはよう』とたった一言の挨拶だったのだが、今まで挨拶メールなんて交わしたことがなかった。
「ついに時代が俺に追いついてきたぜ。おっと」
浮かれてる場合でないことに気づき、直ぐ様『おはようございます』と返信する。
その後正座して十分ほど返信を待っていたが、ケータイは静かなままだったので返信はないものだと諦めた。
部屋から出て、顔と歯を洗い、トイレで用を済ませて居間へ。
タワーマンションの一室、そこが俺たち家族が住んでいる家だった。俺に弟の蓮(れん)、姉ちゃんの姫(ひめ)、それから母さんの四人暮らし。父親はわけあって別居中。
居間には誰もおらず、食パンをトースターにいれて出来上がるのを待つ。
母さんは朝早くから仕事で、蓮は余裕を持って登校するのでかなり早く家を出る。そんな理由で朝から居間には誰もいないのだ。俺は遅刻ギリギリまで家でだらーっとしてることが多いんだが、それには理由がある。
とまぁそれは後で説明するとして、姉ちゃんのことを忘れていた。姉ちゃんは一言で言えばニートだ。さらに夜中起きてゲームしたりしてるみたく、寝るのは太陽が昇ってからだそうなので朝起きてることは滅多にない。
「平和だなぁ」
窓の外に広がる景色――手前に住宅街があり、奥に遊園地がある――を見ながら、俺はそんなことを呟いた。(←高二)


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