wanderer二人目-4
三十分後
「報酬も貰ったし」
「ダーリンともLOVE発生したし」
「なんか旨いもんでも喰うか」
「いやん、旨いもんだなんて、で・も・アタシはいつでも心の準備は出・来・て・る…って」
妄想大爆発のピンクを意にもかいさず歩き出す天
「…今回、アタシ頑張ったんだから少しくらい構ってくれたっていいのに……」
流石のピンクも天のこの態度に少しばかりショゲていると
「お〜い、ピンク。早く来ねぇと置いてくぞ〜」
天が少し離れた所で振り返りピンクを呼ぶ
心なしか少し照れ臭そうな表情を浮かべている
「！！！」
その天の言葉にピンクが目を輝かせる
「待ってよ、ダ〜リ〜ン！！」
瞬間湯沸かし機のような勢いで気持ちを元に戻しいつものようにピンクは天の後を追った