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養女・紗綾
【その他 官能小説】

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養父の悪巧み-1

新田勝雅(かつまさ)は、鳴海興業という会社の取締役の職に就いていた。表向きは格闘技の興行を成す会社だが、ひと皮剥けば、○○組系のヤクザ組織であった。一般の会社と違って、興行に関わっていないときは、自宅で暇を持て余していることが多い。

6年前、妻・美恵子の妹が土屋毅という交際相手に殺害された。逮捕された土屋には小学四年生になる娘がいた。可愛い娘だ。勝雅は可愛い娘・紗綾の将来性を見込んだ。養女として新田家に迎え入れることを決めたのだ。

あれから6年、紗綾は高校一年生だ。見込みどおり、美しい娘に成長している。透きとおるような色白の肌。つぶらで切れ長の瞳。すーっと真っすぐ伸びている柔らかそうな鼻。綺麗に伸びた眉毛。ややぽてっとした朱色の唇からは大人びた色気が滲んでいる。後ろで束ねた黒髪から仄かにシャンプーの残り香が漂ってくることもあった。

欲しい。紗綾が欲しい。近頃の勝雅は、純情可憐な乙女の蜜壺を裂いてみたい欲求に駆られているのだった。

中学一年の夏までは一緒に風呂に入っていた。あの事があってから、紗綾は勝雅との入浴を拒んだのだ。勝雅はしばし回想に耽った。

「紗綾、お父さんが洗ってあげようか?」

「いい…自分で洗うから…」

全裸の紗綾は、勝雅に背中を向けて、腰掛けにお尻を乗せていた。座った姿勢でタオルにボディソープを染み込ませていた。

「立ちなさい!」

「でも…」

「立つんだ!」

「お父さん、恐い…」

紗綾はためらいながらもゆっくり立ち上がった。細身の白い背中が少し震えている。



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