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レイプ犯 湯島武史
【レイプ 官能小説】

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愛弟子-6

 後日、矢沢はやはり結婚式で知り合った御厨花恵というOLとも関係を持った。オネーサンの濃厚なセックスにまたも喜びを得た矢沢。
 「オネーサン達、みんなスケベでたまんねー!」
テクニックばっちりの大人のセックスに興奮が止まらないが、何か心に引っかかる。
 「何だろう、この後ろめたさは…」
最高に楽しいはずだが、心の中の一部がもやもやしていた。
 「果歩か…。もしかして果歩に悪い事してるって感じてるのかな…。」
ふと思ったが、それが間違いない事に気付いた。あんなに尽くしてくれる果歩をないがしろにして浮気を重ねていいのだろうか…、そう思い始めていた。
 花恵を抱いた後、矢沢は果歩の部屋に行く。
 「来てくれてありがとう。」
そう言ってそっと抱きついてくる果歩に胸がキュンとなる。矢沢は溢れる気持ちが抑えられなかった。いきなり土下座して言葉を発する。
 「果歩…、いや果歩さん!今まで酷い事ばかりしてゴメンナサイ!年上の人に対する態度じゃなかったです!謝っても謝り切れない事をたくさんしてきちゃったけど、もし果歩さんが俺とお付き合い続けてくれるなら俺…、俺…、果歩さんを幸せにしたいです!!」
 「そ、そんな…土下座なんてやめて…??」
 「果歩さん、俺を殴って下さい!蹴って下さい!今まで果歩さんを不幸にしてきた俺に罰を与えて下さい!」
真剣な矢沢。
 「…じゃあ立って?」
 「はい。」
立ち上がり罰を覚悟して目を閉じる矢沢。
 「矢沢君…?」
 「えっ…?」
矢沢が感じたのは痛みではなかった。唇の柔らかな感触だった。それは今まで感じた事のない温かくて愛情溢れる唇の感触だった。
 唇をゆっくりと離し、矢沢が目を開けると優しい表情の果歩が見えた。
 「キスじゃダメかな…?矢沢君への罰…。」
 「果歩さん…」
 「私ね、初体験がレイプだったでしょ?だからセックスが怖かったし、レイプなんてする人、憎いの。湯島さんも矢沢君も憎かった。いつか復讐してやりたかった。でも湯島さんは怖すぎて私なんかが復讐出来るような相手じゃない。だから復讐よりもまだ若い矢沢君をレイプなんていう犯罪から手を引くように救おうって思ったの。矢沢君には普通の少年らしい恋愛とか幸せを知って欲しかったの。湯島さんという存在に囚われていた少年を助けたかった。レイプ以外でも普通にエッチさせてくれる存在の良さを分かればいつかレイプから抜け出してくれる、そう信じてた。でもいつの間にか矢沢君が好きになってた。だって、矢沢君、いつの間にか私の事を凄く優しく抱いてくれて超気持ち良くしてくれるんだもん。矢沢君を救いたいって思ってたけど、逆に私の方が幸せなセックスを教えて貰っちゃった。」
 「果歩さん…」
 「今、やっと矢沢君はレイプの呪縛から抜け出せたんだね。私嬉しい。だから私からはご褒美のキス。」
 「何だよ…果歩さんはずっと俺の為に辛い思いに耐えて抱かせてくれてたのかよ…」
 「うんん?私のためでもあるわ?だって…私は矢沢君の事が好きだから。」
 「果歩さん…、これからも…」
 「うん。」
 「ホント?俺、本当は年上の女に甘えたいタイプかもしれないけど…?」
 「甘えていいよ?」
 「たくさん甘えちゃうかもしれないけど…」
 「たくさん甘えて?」
 「一生離したくないけど…」
 「うん、一生離さないで?」
 「果歩さん!」
矢沢は果歩の胸に飛び込み泣いてしまった。
 「愛してる、矢沢君…!」
優しい抱擁に幸せを感じた矢沢だった。


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