投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

キミのとなり。
【幼馴染 恋愛小説】

キミのとなり。の最初へ キミのとなり。 3 キミのとなり。 5 キミのとなり。の最後へ

実はね・・・-1




「あずなぁー、入るわよー?」



まずい‼お母さんだっ‼


――ガチャッ



「な、なにー?」


「さっき悲鳴が聞こえたから、気になったんだけど・・・」


「あっあぁ、なんでもないよ〜?アハハ、ごめんね!
 じゃあおやすみ〜!」


半分強引にお母さんを部屋から出す。



「あら、そう?
 何でもないんならいいけど。おやすみ〜」


―――パタンッ    パタパタ・・・



階段を降りる音が聞こえてから、はぁーと深いため息をつく。




暗い中で、布団をくぐる。



「なんで、笑ってるのよ‼」



「アハッだって、お前のお母さん、昔からずっと面白かったじゃん!(笑」


「あんなの、うるさいお母さんにすぎないよ・・・
 って!なんで綱紀がココにいるのよ‼」


「そんなの俺だってしらねーよ。
 気づいたらここにいたんだし・・・」


「冗談じゃないよ、こんな狭い部屋に、男と女が2人きりなんて・・・」

「うぉ!?俺、お前に襲う気なんてこれっぽっちもねーぞ(笑」


バコッと鈍い音がしたけど、気にしない・・・いや、気になってしまった。



「ってーな‼お前、手加減しろよ手加減‼」

「綱紀にはこれぐらいで十分ですー」

「なんだよそれー・・・」

「アハハ(笑」

「アハハ(笑」



・・・―――何年ぶりだろ、こんな近くでこんなに会話したの・・・。



今は学校で席が隣だけど、話すとしても「次、なにー?」とか「ペン貸してー」
ぐらいしか話さなかったしなぁ・・・。



ケンカなんかしてるけど内心は、今もめっちゃドキドキしてる。


なんで綱紀なんかにー!?








キミのとなり。の最初へ キミのとなり。 3 キミのとなり。 5 キミのとなり。の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前