初めてのチカン被害-1
みんな知っているのだろうか・・
パチンコや賭け事に依存してしまうわけを。
それは
「たまに」当たるから。
ずっと当たらなければ、そのうち面白くなくなり、辞められる。
ずっと当たり続けても、そのうち面白くなくなり、辞められる。
たまーに当たると、面白いんだよ。
たまーに当たると、はまるんだよ。
そういう風に、心理学上は分析しているそうだ。
こないだ先生が言ってた。
エッチなチャットも同じなんだろう。
「私」も、あれから、たまに良い人に当たるから辞められなくなった。
でも・・現実の世界では当たらない。。まったく。。
所詮、チャットはチャット。
チャット後の、「空虚感」って、経験した人は多いんじゃないかな。
そんなわけで・・
私は、結局・・大学２年の夏まで、男の人から触れられたこともなかった。
あの日までは。
・・・・
その日は、朝から青空が広がって、すっごく暑くて、汗ばみながら、
大学に行くために電車を待っていた。
５分ほど待って、電車が来たので乗り込んだ。
車内は、冷房が効いていて、汗がスッとひいていくのを感じた。
今日の授業は２時限目からだったので、車内は比較的空いていて、
私は、２人がけで、進行方向に全て向いている座席の３列目の窓際に座った。
車内は快適だった。
暑くも無く、とても静かで、適度な揺れがあって、
昨夜、レポート作成に追われていたので眠くなってきた・・・
同じ駅で乗ってきた
隣の通路側に座っているお兄さんも、
どうやら眠くなってきたようだ。
船を漕いでいる。
あ〜・・ねよう・・・と思ったとき、
腕組みして寝ていたお兄さんが、もたれかかってきた。