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感覚
【自伝 その他小説】

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感覚-1

生きる事は死ぬ事よりも難しい。 何年、何十年と生き続けるのに必要な事は数えきれないだろう。


存在している′という意識がある限り人は悩むことになる。

存在さえ感じなければ何も感じないのかもしれない。

人生どんなに楽しんで、生きがいを持ち、充実した生活を送っていても・・・。

死んだら何もない。

苦しい思いをして生きてきた人には死は快楽かもしれない。


人それぞれ視点は違う。何を見て、何を聞いて、何を学んできたのか・・・


見ようとしなければ何も見えない。聞こうとしなければ何も聞こえない。感じようとしなければ何も感じない。


何も見えず、聞こえてすらいないくせに。

強く思えば、想いは伝わる
強く願えば、願いは叶う


静寂の中でこそ安定を保ち、真実を見いだせる


そしてすべての物事には理由がある。


意味がないことなどない。

それを感じるか感じないかだけなのだ。




人ほど素晴らしいものはなく、人ほど醜いものはない。


人が何かにすがりつきたい感情や、孤独や淋しさをうめることが出来るのはやはり人なのだろう。


小さな小さな些細な事に大きな幸せを見つける事が出来たりする。 そんな小さな幸せでも充分だと思う。

小さくてもかまわないから・・・そんな幸せを見つけたい。


それだけで生きていける気がするから。


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