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課長(48)と雪乃(26)
【コメディ 官能小説】

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その3-1

課長:じゃあ次の自己紹介は、君かな

雪乃:はい(ガタ

課長:はい、どうぞ

雪乃:月白雪乃と申します。趣味は読者と音楽鑑賞です

課長:どんな音楽を聞くのかね?

雪乃:バッハ、シューベルト、ショパン、モーツァルト、チャイコフスキー

課長:ほう、クラシックばっかりかね?

雪乃:いえ、石川さゆりさんも聴きますが?

課長:渋っ!え?何で!?君いくつ!?何で演歌なんて知ってるの!?唄えんの!?

雪乃:あなたを殺して〜いいですか〜ぁ〜♪

課長:本当に唄った!天城越え!?ってか何でそこから!?

雪乃:〜九十九〜折り♪浄ル蓮ンン"のぉおたぁきぃ!♪

課長:コブシ効いてるコブシ効いてる!何!?無駄に巧い!!

雪乃:なぁにがあぁってももういいのぅぉ♪

課長:もういいのは君だよ!巧いのは分かったから!君だけで自己紹介どれだけ尺取ってんの!?

雪乃:…ちっ

課長:え?舌打ちした?今

雪乃:以上です。宜しくお願いします(ガタ

課長:最後やけにアッサリ引いたね。ま、まぁいいや。これで終わりかな?ごほん、では最後に私から

ピピピピ、ピピピピ

社員A:オリエンテーション終了時間です

社員達:はい!お疲れ様でした(ガタガタ

課長:ええ!?ちょ

雪乃:課長

課長:あ、えっ?月白君、だっけ?

雪乃:はい

課長:何かね?

雪乃:これから宜しくお願いします

課長:お、おう。宜しく頼むよ(何だ何だ、変な子だと思ったが可愛い奴が入ったもんだなぁ)

雪乃:まず私は何の仕事をすれば良いでしょうか

課長:はは、そんなに畏まらんでいいよ。そうだな、珈琲でも淹れて貰おうか

雪乃:…私はお茶汲み要員として入社したのですか?

課長:え?いや、そういう訳じゃ

雪乃:…(ギラリ

課長:あ、とりあえずじゃあこのコピーを20部ほど

雪乃:分かりました(カツカツカツ

課長:こ、怖〜(ガクブル


―――――――――――

課長:あの頃から何かヤバかったもんなぁ

雪乃:独り言ですか課長

課長:うわぁ!ゆ、雪乃くん!何だね急に!

雪乃:珈琲です(コト

課長:…え?

雪乃:勘違いなさらず。私の珈琲を淹れた『ついで』ですから(カツカツカツ

課長:…

課長:…(ズズ…ゴクリ

課長:……うん。何か、いつもより美味しいなぁ〜…(シミジミ





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