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X―エックス―boy
【その他 官能小説】

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X―エックス―boy-2

しっかりと俺の背中の肉を鷲掴み、控えめに腰を使う佳花。そんな佳花を俺はぐいぐい突き上げ揺さ振る。佳花の胸も揺さぶられて、その乳首が俺の顔を擽る。
「はぁ…あっ‥あっ…ああんッ!!」
快楽に歪む佳花の顔。俺の好きな顔。もっと見せろよ、佳花。俺は目の前で暴れる乳首を吸い上げた。
「やぁぁんっ!…ふっ…あはぁッ…」
少し歯を立てて甘噛みもしてやる。
「やぁっ…もぉ…いッ…イきそっ…」
惚けた目で俺を誘う。
「やらしいな、佳花」
じゅぷじゅぷじゅぷ―。
淫らな音が大きくなる。佳花は身体を全て俺に預け、さっき以上に揺さ振られている。オレ自身も佳花の甘美な締め付けを胆嚢しながら、所狭しと暴れ回っているようだ。
「あぁぁんっ!!も…ダメ!!ダメェェ!!」
佳花の背中がピーンと張ると同時に、佳花の中からオレを絞りだすような締め付けが来た。
「っ…よ…佳花、口開けろ」
俺も限界。佳花ちゃんの締め付けが良過ぎて…。
俺の咄嗟の命令にも、佳花はちゃんと従う。すぐに佳花の中からオレを引き出すと、俺の精液をも一度佳花の口へとぶち込んだ。

 あぁ、イイよ…。最高だ。涎を垂らしながらも俺に尽くすなんて、そんな可愛い奴は佳花、お前だけだよ。
刺激の余韻に浸りながら流し目に俺を見る佳花。
妖艶な愛美とは違う。そんな佳花の横で俺は素早く身なりを整える。

そろそろ愛美が帰る頃だ。
「行くの?…」
捨てられる犬コロみたいな顔すんなよ。また明日来てやるって。
「電話しろよ。そしたら必ず行く」
そうやって佳花を繋ぎとめる。彼氏じゃねぇけど、コイツは俺のもの。
淋しそうな佳花を尻目に玄関を出た。
愛美の元へ行く為に…

 佳花も、愛美も同じだけ、…同じだけ、愛してるよ。
ただ、俺の彼女は愛美。
だから最優先―。
そんだけ―


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