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鏡張りの部屋
【ホラー 官能小説】

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鏡張りの部屋-2

「見た?とか見てる?とか言ったら駄目。駄目ね」
「それがその部屋のタブーなのね?」
「そうそう!」

舞の興奮はピークに達している。鼻息が荒い。

「それ言ったらどうなっちゃうわけ?」
「噂ね?あくまでも噂ね!?幽霊とエッチしちゃうらしいよ!エッチ」
「はあ?呪い殺されるとかじゃなくて?」
「だってだって、死んじゃったら噂も立たないでしょ!?」
「死んだっていうほうが噂たつ気もするけど」
「違う違う!死んじゃったらそこでどうして死んだか分からないし、信憑性も無いでしょ!?」

幽霊に信憑性も何もあったものじゃないと思うのだけど。




※※※※※※※※※※※




鏡張りの部屋。梁川充は急にぐふぐふと笑い出す。

「ああああああ冴子冴子冴子ちゃん冴子ちゃん」

梁川充がどうも、様子がおかしい。
いや、おかしくなるのは当然かもしれない。私も混乱してる真っ只中だから。何故なら鏡に映っている私が、服を着ていないで、彼もまた服を着ていないのだから。
すると、おかしくなった梁川充が私に襲い掛かってきた。その勢いで私は倒れ、上に乗っかられる。
シャツを引き裂かれ、ブラを剥ぎ取られて、私はそれでも必死に抵抗するが敵うはずもなく。




※※※※※※※※※※※



「胆試しは5人5人ね!男5人女5人」

結局、男女ペアで動いてカップル成立を目論む企画であることには変わりない。

「・・・」
「お願いっ!ね!?今回だけだから!今回だけ!」
「もう、分かったよ」
「本当に!?本当に!?」
「本当。でもこれが本当に最後だからね?」
「うん、最期にします!ありがとうー!」




※※※※※※※※※※※




「ば、かっ!やめっ…ろっ!」

私の制止の声は一向に届かない。
私はいつの間にか全ての衣服を剥ぎ取られて、梁川充の男を下で咥え込んでいた。

「うぐっ、痛っ…い!やめ、てっ!あぐぅ!梁川っ!」

私の秘裂は梁川を受け入れる前から既に溢れていて、すんなりと肉棒を受け入れた。

「な、何でこんな!ど、どうし、て…ああっいやぁ!離せ…梁川ぁ…このっ…」

一切の抵抗が効かない。むしろ金縛りにあったかのように抵抗する力だけ作用しないようで、私の牝はただ梁川の男根を飲み込んでいた。

「あ、あっ…梁川、本当にこんなのはっ…あ、ん」

艶々しい声が私の口から勝手に漏れる。
梁川の尻を掴んで、もっと奥へと促す。
パンパンパンと乾いた音が室内に反響し、私は嬌声を上げる。

「やっ、あっん!もっ、…梁川そんなにしたら私っ!」
「冴子ちゃん冴子冴子ちゃん冴子ちゃん冴子冴子冴子」

ドプッと、梁川は多分、私の膣内へ精液を注入した。
その瞬間にふわっと体が浮いた気がして、そのまま私も果てた。
梁川は射精をしながらも、まだ腰を振って私を狂わせる。

「あっひぃ!ウソ、うそぉおっ!」
「冴子冴子ちゃん冴子冴子冴子ちゃん冴子ちゃん冴子冴子冴子ちゃん冴子ちゃん冴子冴子冴子冴子」
「あっ梁川ぁ!すごい、凄いよっ!なんで、こんな!私初めてなのにこんな…こんなぁ!」

膣内で暴れまわる男の象徴は、的確に弱点を攻めて、私は色に狂う。
どうしてこうなったんだっけ?
私が、タブーを言ったから…?
気持ち良い…。
どうでもいい…。

「冴子冴子冴子」
「あっあん!充…充くん、もっと…抱いてぇ」




※※※※※※※※※※※




「じゃ、とりあえずとりあえず〜?冴子と充ペアから行く?行っちゃう?」
「何でよ?」
「だって冴子早く帰りたいんでしょー?じゃあ一番、一番で行っちゃえば帰ってきたら帰れるし!どう?」
「…分かったわよ。それでいい」
「充は?充!」
「俺は、うん、それでいいよ」
「おけっ!じゃあいってらっしゃい!行ったら証拠に写メってきてね!写メね!?」
「はいはい。じゃあ、行ってくるから」
「じゃねじゃねー」


・・・
・・・・・・


「ーーさ、帰ろう帰ろ〜!」
「うわ、マジで鬼畜だなオメー!」
「信じらんねー!」
「だって冴子ムカツクんだもん。ムカつきまくり!だからポイね、ポイ」
「おいおい、充はどうすんだ?」
「あ、充は巻き添え、ただの巻き添え。あんまり仲良くもないし、別にいいんじゃない!?いいよね!?」
「ウケる!でもあのホテルさぁ、マジもんだって噂じゃん?平気?」
「いや、だからだから、都合いいの!帰ってこれなければさ!それで!上手くいけば!勝手に、死ぬし?死ぬよね!?」
「元ラブホだからって幽霊とセックスとか言ったんでしょ?舞。マジでウケる!」
「妙案でしょ?妙案!本当はどんなことがあるか知らないけど!知らない!」
「でも本当に言っちゃいけない言葉って何よ?」
「適当適当!ってか、もうどうでもいいから!カラオケ行こうよ!カラオケ!」
「切り替え早すぎだろ舞」




※※※※※※※※※※※




「あ、やぁ、SEX気持ち良い…あっああ…充くんもっと、冴子の膣内ほじって」
「あ、ああ…冴子、冴子冴子」

もっと
充くん、、、もっとちょうだい、、、
私が、、死ぬまで、、、、



※※※※※※※※※※※




『今朝8時頃、千葉県○○市にある廃墟ホテルで梁川充さん21歳大学生、田嶋冴子さん21歳大学生の男女二人の変死体が発見されました。遺体に損傷は無く、当局の情報によりますと、遺体はミイラ化されており、死後何年か経っている模様ですが、携帯電話の通話履歴や前日は大学へ登校していること等から不審な点も多く、県警では二人が何らかの事件に巻き込まれたものとして捜査をしています。・・・次のニュースですーー』





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