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計画的犯行…?
【青春 恋愛小説】

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計画的犯行…?-2

その背後で、ガタっという物音をたてながら立ち上がり、柚季が歩み寄る。
須賀に近づきながら質問を投げ掛ける。初めて見たその姿に対して…
「煙草…吸うんだ?」
「おー小5ぐらいからなぁ…」
「はぁっ?!」
その質問の答えに、またしても柚季は驚き、声をあげる。
「ははっお前、反応おもしろすぎだぞ。」
柚季の方を見ながら笑い声をあげる。
「だって、悪ガキ過ぎ!!」
「まぁ〜間違ってないな、俺かなり悪ガキだったっぽいし?でも、見破られちゃぁ仕方ねぇ、共犯者になれっ」
と、ニヤニヤしながら、自らが吸っていた煙草を差し出す。
「へ?」

柚季の頭の中は混乱していた。そもそも、好きな人と教室に2人きり、という時点から焦っているのに…
この数分の間に自分の知らない姿を見せられ、命令されては、余計に焦る。
まるでこっちが計画に嵌まってしまったかのように…あしらう言葉も考えられない、頭がボーッとして熱い。
しかし、"共犯者になれば、もっと知らない須賀を見れるのでは…"と、いう気持ちが、煙草に手を出させていた。

その柚季の姿を見て、須賀は眉をしかめた。
「如月?お前…」
煙草を持ってる逆の手を柚季の額に当て、そのまま首へ…。
柚季は、須賀の突然の行動に、もう動くことも出来ず、何をされているのかもわからなかった。
ただ、須賀に触れられているという事しか…。
すると須賀が1歩踏み出し、自分の額と柚季の額をくっつけた。互いの息が肌に当たる…そんな距離…。
柚季は、体温が一気に上がったような気になり、よろめいた。
「わっわっ!!如月っお前、大丈夫かよ?!」
須賀は焦りながら、とっさに柚季を支える。
「大丈夫な訳ないじゃなぃ…」
柚季の目は潤んでいた。
「何隠してんだよ…なんで正直に言わねぇんだよ。」
顔は呆れていたが、その口調は少しきつかった。
『えっ何…怒って…あっ計画がバレた…?』
柚季は不安顔で見つめる、須賀も柚季を見つめる…そして…


「今日はもぉ帰れ、送ってやるから。」
「えっな…んで?」
「なんでって…お前熱あるじゃねぇの…そんなに今回のテスト難しかったのかぁ?」
と苦笑しながら、須賀は言い切る。
そう告げられた柚季は、"熱だ"と自覚したとたん、ずっと力の入っていた体は力を失い、須賀に倒れ込んだ。
「あっははっ熱かぁ〜…須賀のバカぁ…」
柚季は力無く笑い声をあげた。
「なんだよ、いきなり…教師をバカ呼ばわりすんじゃねぇよっ」



この後、須賀は帰りの身支度忙しく行い、柚希はそれを待って車に乗り込んだ。憧れの須賀の車の助手席に座り、少し夢見がちな頭で言う。

「きょーいちクン家でもイィよぉ?」

呆然とする須賀響一とニコニコ上機嫌の如月柚季、2人の…いや、柚季の甘酸っぱい青春はこれからのようです。


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