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支配する者される者
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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堕落-1

「あっーー」

何も出ない。声が出せないほどに強い衝撃が私の膣奥に走る。頭の中がチカチカして先輩の顔が朧気に見える。

「くぅ、締まりがすげぇ」

先輩の言葉を受けて私は中に彼が挿入ったことを初めて認識する。

「や、抜い…て」

力弱い抵抗の声は先輩に届いていない。未だ尚、私の膣内(ナカ)でギチギチに詰まったそれの存在感が私の抵抗力を無力化させる。びくびくと膣内で跳ねて悦んでいる。
ただそれだけで私は力が抜けてしまうほどに感じてしまっていて…。今ここで出し入れされてしまったらーー。

「動くよ?」
「だ、駄目!抜いて、お願い!」
「何で?」
「何でって、こんなの絶対…」
「気持ち良くなっちゃうから?」
「違いますっ!気持ちよくなんて」
「堕ちちゃいそうだから?」
「それもありません!早く、抜いて」
「じゃ、問題無いじゃん」

「あります!」って言葉が出る前にゆっくり引き抜かれて背筋にゾクゾクした感覚が走り、また最深部へと貫かれて「あぐっ!」と声を洩らし私は弓なりに反った。
子宮の入口をノックし、先輩は腰をグラインドさせて膣口も膣奥も掻き回す。
鈍器で殴られるような衝撃が走り、脳内をかき混ぜられるような感覚を覚えて、私は先輩にしがみつく。

「おっ?ノッてきた?」
「っ!!っっ!」

答える暇は無い。ただ突かれる度に受ける快楽の波に抗うことが私の抵抗。声なんか出したら敗北を意味する。
康平をーー康平を裏切るわけにはいかない。もう既に肉体的な関係を持ってしまったけれど、これは合意のそれじゃない。レイプなんだ。
必死の言い訳を考える間も、奥まで突いてくる先輩に私の精神は狂いそうになる。

「気持ちいいよ、瑞穂」

終わって。早く終わって。
時間にしたらどれくらいなんだろう。とても長く感じる。でも康平ならそろそろ終わってもいい頃だと肌で分かってる。
すると急に膝裏を持たれて大きく開脚される。恥ずかしい態勢を取らされると、先輩の硬いものがもっと深くに突き刺さる。

「アアッ!」

不意を突かれた形で私の口は意に反する嬌声を上げた。すぐに口を塞ぐも、一度放った色のある艶っぽい声は先輩の加虐心を促進させたようで、ピストンの速度が上がる。

「んぐぅっ!んっんんっ!」

声が一つ出てからの猛攻はとても耐えられるようなものではなかった。先輩は慣れた腰付きで私の気持ち良いところを的確に攻める。
そして、口を押さえる手を先輩に剥ぎ取られて私は唇を噛むことしか出来ずーー

「っ…アアアアッ!」

割と脆く、私は嬌声を上げた。

「瑞穂、気持ち良いんだね?」
「くぅっ、ん、はぁっ!アアン!」

気持ち良くなんかない!
離して!気持ち悪い!
そう、唾でも吐き掛けて言ってやりたかった。
それでも私の口から出てきたものは色に狂う雌の婬声。

「あっ、く、…アッアッ」

止まらない。私の喘ぎは一層先輩を興奮させるようで、私も自分の淫らな声に順応するように恥部をしとどに濡らす。
どれくらい経ってるの?もう、康平なら三度は出してるはず。

ーーこれが、SEX?
それならば私はこんなの知らない。知らないだけに、これ以上の攻めを受けたらどうなってしまうのか、予測出来ない。
怖い恐いコワイ。

「反応が初(ウブ)いねぇ、彼氏以外の男とのSEXがそんな良い?」

良いわけない。良いわけないのに私の身体はまるで別物になったように先輩のものを受け入れて悦んでいる。

「何も言わなくても分かるよ、瑞穂。お前はこうやって他の男に抱かれて悦んでるんだ」
「違っアアッ!」
「違う?自分から腰振ってるのに気付かないとでも言うのかい?」

耳元で囁く先輩の言葉に耳を塞ぎたくなる。
分かってる。自分の身体が自分の意思に反して動いてることなどさっきから分かってる。
先輩の逞しいモノが出入りする度に、もっと気持ち良いところに当たるように、もっと深くまで届くように、まるで娼婦になったかのような淫らな腰のくねりを私は感じていた。

「ふっあっ!だ、だめ、だめぇ!それ以上」
「女の駄目ってのはもっと、って意味なんだろ?」

本当に駄目なの。
それが伝わらない。厳密に言うなら伝えられない。

先輩の…言う通りだ。
私の言う駄目とは、「気持ち良くなっちゃうから駄目」の意味だからーー。


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