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支配する者される者
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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誘惑-1

先輩は私の頭をしっかりと掴んで唇を貪る。酒臭さが鼻をついて、うっかり口で呼吸をしようとして開けると舌が割り込む。

「んぅっ!」

先輩を押し退けようと必死で抵抗するも、なかなか離れてくれない。力の強さが全く違う。否、力の質が違うのか。男女の力の違いとはここまで明確に出るものなのか。
確かに康平の力も私より強い。私が持てない荷物も軽々と持てるし、ふざけ半分の腕相撲も全然勝てない。
しかし何だろう。先輩の力はまた異質だ。
荒々しく、乱暴で、野性的な…云わば最も純粋な力ともいえるのかもしれない。
蛇と蛙、ライオンとガゼルのような構図。絶対捕食者から逃げる術を私は持っていない。
そして捕食者は、獲物を捕らえれば決して逃すことはない。油断はそこにない。

唇を未だ蹂躙する先輩は服の上から容易にブラのホックを外す。
私は強く突き放すと何とか唇から逃れて先輩を睨み付ける。

「信じられない、何するんですか!」

先輩の目に反省の色は無い。そこにあるのは獲物を狙う獣の目だ。
ゾクリと背筋に冷たいものが走る。
ブラホックを直しつつ先輩への警戒を強める。

「瑞穂ちゃんは何人としたことがあんの?」

先輩は特に何かがあったわけでも無いように私に問い掛けた。

「か、関係ないじゃないですか!」
「康平だけだろ?」

ギクリとした。別に隠す必要は無いけれどこのタイミングではそれを言うこと自体危険な気がしたからだ。
先輩のにやけ眼が私の脚を捕らえる。

「図星?」

無回答は答えを言うのと一緒で、先輩には簡単に看破されてしまった。

「他の男と比べたことないんだろ?」
「…」
「どんな風に愛撫されるのか、どれくらい濃厚なSEXをするのか」
「…」
「ちんぽにしたって色から形から大きさまで様々だしーー」
「やめてください!」

先輩の言葉を遮る。私がこれ以上聞くには耐え難い内容だ。

「初(ウブ)だなぁ」
「デリカシーの問題です!」
「他人のSEXに興味あるんだろ?」
「それはっ」

ある。
私は康平とのSEXしか知らない。よそでどんなSEXをしているのか分からない。仲の良い友人でも、私の知らないところで男と恥態を繰り広げているんだろうけど、その中身を私は知るよしも無い。

「ほら黙った。瑞穂は分かりやすいなぁ」
「興味無いです!軽々しく呼び捨てしないでください!」
「ふぅん」

先輩はそのまま立ち上がると無言で自らのズボンに手を掛けてベルト、ボタンを外しておもむろに脱ぎ出す。
パサリとズボンが床に落ち、続けてパンツも落足首まで落ちてきた。
私は直ぐ様顔を背ける。

「ちょ、先輩!履いてください!」
「見てみ?康平以外のちんぽ」
「見ません!もう酔ってるんですか!?」
「酔ってるかも、ねっ」

不意に頭を捕まれて強制的に顔を向かされる。
目の前には、見たこともないサイズのアレがだらんと垂れ下がっている。垂れ下がっている割にその存在感は強烈で、勃ってもいないのに康平の勃ったアレと同じくらいの大きさで私は言葉を失った。
先端部分は割とピンクがかっているが、幹は黒ずんでいる。エラが張っていてまるで船の錨(イカリ)を連想させる。これが挿入ったら中で引っ掛かるんじゃないかとか、そんな事を考えてしまう。
じっと、まじまじと見ていると一瞬それが震えた。そして徐々にそれは硬さを生み、膨らみ初めて上へ上へと上昇していく。
私はただ、それに呆気に取られて馬鹿みたいに口を開けて眺めていた。
恥も外聞も無い。好奇心。ただの、好奇心。

「どう?俺の」

先輩の言葉で漸く自分を取り戻すものの、中々視線を変えられない。

「でかいって言われるんだけどね」
「…」

確かに大きい。ただそれは康平と比べたらの話であって、平均的な男のサイズなんて私は知らない。

「これが出たり入ったりするわけだ」
「…」

想像した。こんな大きなもの、挿入るだけで裂けてしまうのではないか。このサイズが出たり挿入ったりしたらあそこも頭も壊れてしまうのではないか。
そうこうしている内に先輩のそれはあっという間に規格外の大きさとなり先端が私を指差す。
「今からお前に挿入るぞ」と、宣戦布告しているかのように。

「触ってみる?」

先輩の問いに私は戸惑いを隠せない。これを触る分には浮気にはならないのだろうか?正直なところ触ってみてもいいとは思う。
そんなことを逡巡していると先輩は私の右手を取り己が竿に無理やり当てがう。
「あっ」という私の言葉は一瞬で虚空へと消え、意識は掌へと向かされた。
ーー熱い。それは段々と熱を持ち始めて太さや硬さも増していく。あれが、限界ではなかったのか。
私の冷たい手で先輩の肉は水を得た魚のように活発になっていく。手だけで、触れただけでこうも興奮するのだろうか。少なくとも康平にそれは無い。手でしごいてもそんなすぐに反応してくれない。
これでもししごいたら…

「動かしてもいいよ?」

私の考えを読んだのか、先輩はそう誘惑する。
あくまでも、あくまでも知的好奇心だ。
私は言い訳を作って、指先に少しだけ力を加えた。



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