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ゆっきの日記
【女性向け 官能小説】

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剃毛-1

 「剃毛」

 初めての「剃毛」の事を書きます。

 読めますか? 「剃毛 」

 「剃毛」=「ていもう」、実はその言葉、私は最近知りました(笑)。
 むだ毛処理、とか、せいぜい「毛剃り」って言っていて、正確には「剃毛」って、彼から聞いて、初めて知りました。
 彼に、初めて剃毛された時の事を書きます。

 ある夏を迎えたばかり頃の話です。
 梅雨が明けて、真夏日が増え始めた、七月下旬、日曜日の昼間、彼が突然言いました。

 「来週、海に行かない?!」

 もっちろん、即答しました。

 「イク!」
 「じゃあ、来週、レンタカーを手配するから、海に行こう!」
 「うん! 楽しみ〜〜〜〜!」
 「じゃあ、今から水着を買いに行かない?!」
 「イク! イク!」

 彼と、初めて行く海!
 すっごく嬉しかったです。
 裕美も誘ったんだけれど、何か用事=男との約束があったみたいで、
 「二人で楽しんできて下さい!」って、言われちゃいました(笑)。

 彼と一緒に、早速、水着を買いに行きました。

 一緒に、先に彼の水着を選んで、それはすぐ決まったんだけれど、私の水着を選び始めた時、なかなか二人の「これ!」が一致しませんでした。

 「これはどう?」って、私が言うと、彼が
 「う〜ん、いまいち地味じゃない?!」
 「こっちは?」
 「つまんない!」

 「つまんない」って、良く分からないですよね。

 彼が「これは?」とか、いうのは、全部、チョーハイレグとかTバックとかの「過激な水着」ばっかり。
 ノーパンとか、露出系は、決して嫌いじゃないけれど、さすがに千葉とか湘南の海で、そんな露出度の高い水着はムリでしょう!

 いくつか水着ショップを廻ったけれど、なかなか意見が一致しなくて、二人とも疲れて来て、だんだん「険悪」な雰囲気になっちゃいました。
 なんか、「次のお店で決まらなかったら、来週の海は無し!」みたいな雰囲気になっちゃって、私もだんだんあきらめ始めてました。

 最後って決めたお店に入って、私と彼と、少し離れた場所でそれぞれ探してたんだけれど、彼が、「これどう?」って、私の側に寄って来て言いました。
 濃紺のハイレグで、V字型の、Tバックじゃないけれど、限りなくTバックに近い、腰は紐のボトム。
 トップは、やっぱり濃紺で、少しオーバーに言うと乳首を隠すだけくらいの生地しかないマイクロビキニを持って来たんです。
 それまで、さんざん「そんなのムリ!」って言ったのに、彼は「何が何でも」そういう露出度の高い水着を着させたいみたいでした。

 私、仕方なく、試着してみました。
 その日、Tバックのパンツを穿いて行ったんだけれど、後ろは隠れたけれど、前は下着より面積が小さいんです。
 毛が出ちゃっていました!!

 その頃はまだ、永久脱毛してなかったから、ちゃんと毛があったんです(笑)。
 トップも、おっぱいがほとんど丸見えなんです。
 乳首は隠れるけれど、これじゃ、泳いだら全部取れちゃいます!

 試着室で着替えて、彼を呼びました。

 「ムリだよ〜。こんなの着て海に行ったら、泳ぐ事も出来ないし、だいいち、毛が出ちゃうよ!」って、小さな声で言いました。

 「大丈夫だよ! 注意して泳げば良いし、毛は処理すれば良いだろう?!」

 彼の目、凄くいじわるな感じで、少し怒っている感じでした。
 なんか、せっかく楽しみにしている初めての海なのに、水着選びくらいでケンカするのが嫌でした。
 だから,彼にお願いしました。

 「絶対これじゃなきゃ、ダメ?!」
 「ダメ! もう、この水着で決めなかったら、海なんか行かない!」
 「・・・・」
 「・・・・」
 「分かった・・・・。でも、パレオを着させて。パレオつけてくれれば、これでも良い。」

 彼、本当はイヤだったみたいだけれど、仕方なくって感じで、「分かった」って言ってくれました。


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