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プレイボーイの憂鬱
【女性向け 官能小説】

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ピアス-7



「加奈さ。山崎先輩に振られたでしょ」
「なに?なんで今その話?」

私の知らない何を話すのかと思えば
山崎先輩の話?

「山崎先輩。私何回もやめとけって言ったよね?」
「さくらちゃんの彼の祐也くんが山崎くんを嫌ってるからでしょ」

山崎くんと付き合っているとき
さくらちゃんは散々反対してきた。

「山崎先輩はね本当に女にだらしがないの」
「私にはそんなことはなかったもん」
「・・・・加奈」
「なに?」
「加奈が初めて吉岡先輩にあったとき、山崎先輩に言われて
吉岡先輩に会いに行ったんだよね?」
「そうだよ」
「あれね・・・」
「なに?」
「・・・・」
「さくらちゃん。なによ?」

「山崎先輩、借金の返済を伸ばしてもらうために
加奈を吉岡先輩に売ったんだよ・・・」

言ってる意味がすぐに理解できなかった。

売る?

彼女を?

彼女だった私を?


あの時、山崎くんになんて言われたんだっけ?

「2〜3時間、吉岡と付き合ってよ」

2〜3時間・・・





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