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インスタント・ラバーズ
【痴漢/痴女 官能小説】

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饗宴の夜-15

「おッ、おう……!」

 わたしからの不意打ちにコージは驚いたのか、ビクリと体を動かした。
 彼と目が合うと、わたしは少し微笑んでやる。
 彼からわたしは今どういう風に見えているのだろうか。
 変態の淫乱女に見えているだろうか。
 コージは不思議なものを見るような目で、わたしを見つめている。
 徐々にギクシャクしていたユウキの腰の動きが滑らかになっていった。
 リズムよく、卑猥な音が股間から漏れている。
 そのリズムに合わせるように、わたしの口から淫声が漏れる。

「あっ、あっ、あっ、いい! いいわ! ユウキ君! いい!」

 微笑んでいたわたしの顔は、ユウキの腰の抽送によってくしゃくしゃにされて、淫らなメスの顔にされた。
 その顔を、コージが見下ろしている。わたしを視姦しているように見えた。
 
「あーッ! カオリさんの生マンコたまんねーッ! すっげ締まって、最ッ高!」
「いやあ……そんなこと、言っちゃ……ああッ、ああッ、気持ちいい、気持ちいいわァ……!」

 ユウキは一度出していたからか、初体験にもかかわらずなかなか持続していた。
 技術は無いながらも、若々しく力強い抽送でわたしを追い込んでいく。
 あと少し、もう少しで、中イキすることが出来そうだ。
 だが、ユウキの腰使いがさらに忙しくなり、射精の前兆を見せていた。
 哀しいかな、やはり初体験は初体験なのだ。
 ユウキは体をおこりのように震わせて吠えた。

「うーッ! もう我慢できねーッ! 出る! 出る出るッ! あーイクッ!」

 わたしの体にしがみついて、勃起を奥に突き入れたまま、ユウキはたっぷり射精した。
 息も荒く、最後の一滴までわたしに植えつけると言わんばかりに、未練たらしく腰をくねらせている。
 もう少しだったのに――
 わたしに種付けする様子を見つめていたコージと目が合った。
 激しいオスの顔。
 わたしは余韻に浸るユウキの体から抜けだして、尻をコージに向け、彼に捧げた。


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