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インスタント・ラバーズ
【痴漢/痴女 官能小説】

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グッド・モーニング-8

 男性の視線を感じながら、さらにスカートのホックを外してみる。
 わたしは躊躇いがちに、その黒のタイトスカートを腰から下ろし始めた。
 微妙に腰をくねらせながら、男性の顔色を伺いつつ。
 少し口を開けて、顔を紅潮させている。
 生の女の肌を見るのは、この男性にとってどれくらいぶりなのだろう。
 ソワソワしている男性が、愛らしく思えてくる。
 スカートを下ろすと、わたしは下着だけの姿になった。
 大気が肌に触れるスッとした感触があったが、それよりも男性に見られている視線の方
を熱く感じる。
 わたしは一旦、動きをここで止めてみた。
 生娘のようにモジモジと恥ずかしそうにして、顔を俯けてみせる。

「……脱いだわ」
「ああ? まだ、残ってるだろう?」
「お願い、もう堪忍して」
「セックス以外は何でもするって言ったのは、お前じゃないか」
「ああ……でも」
「じゃあ、俺が剥ぎとってやろうか?」
「わ、わかったわ。脱ぐわ、脱ぐから……」

 そうよ……。堪忍してもらわなくていいの。
 タダではここからわたしを逃がさないという、男性の決意を感じる野性的な瞳が心地よい。
 後手にブラのホックを外した。外したまま、胸は未練たらしく腕で隠してやる。
 男性は、隠すな、と一言吠える。
 いかにも仕方なしに、わたしは胸を隠した腕を所在なげにぶら下げた。
 男性の視線が痛いほど突き刺さってくるのを感じて、わたしは思わず溜息を吐いた。
 胸はさほど大きくはない。
 男の勃起を胸に挟み込んでやるには、もう少し足りないくらいだ。
 それでも、わたしの全身を舐めるように見つめる男性の視線の強さに変わりはない。
 わたしの体が、男性に視線で犯されているように思えた。
 そう思うと、体の奥底から何かが漏れ出してくるような気がする。
 あ、ヤバい……! ショーツが、染みてきちゃう……
 ブラとお揃いの地味なものだ。少しづつそのショーツをわたしの体液が侵食し始めている。
 男性は、まだそれには気づいていないようだ。
 まだ、直接的には何もされていないのに、わたしのカラダは準備が整いつつある。
 この”準備”をどう受け取るかは、男性次第だ。
 わたしは、ショーツを男性の目の前で、ゆっくりと下ろしてやった。
 一瞬、手で隠そうと思ったが、それは止めた。
 その部分を、思い切り見せてやろうと思った。
 わたしのその部分を見て、男性は感嘆の唸り声を上げた。


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