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『私の初めてのひと』
【痴漢/痴女 官能小説】

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『私の初めてのひと』-4

「中も熱くてすごいよ」

二本の指がぐっと差し込まれ、私は顔をのけぞらせた。ぐちゅぐちゅとさっきよりも数倍大きな水音が個室に響く。

「ああああっ!だめっ!」

自分では怖くて一度も指を入れたことはなかった。それなのに、中を擦られて信じられないくらい感じてしまう。

「もう十分だな」

後ろで衣擦れの音がしたかと思うと、熱いものが押し当てられた。がっしりと腰を捕まれ、もう逃げられない。

「え?そんないきなり無理です!」
「いきなりじゃないだろ、全然」
「違うんです!だって私したことな…」

言い終わらないうちにぐっとそこが押し広げられ、次の瞬間、一気に貫かれた。

「ああああああっ!!!!?」
「いきなりじゃなかったね。全部入ったよ」

初めて経験する、でもずっと欲しかった快感が身体中をすごい勢いで走り抜ける。がくがくと足が震えて立っているのがやっとだ。うまく息ができなくて苦しくて、あそこがじんじんして熱くてたまらない。

「だめ…もうだめ…許して…んんっ!あっあっ!ああんっ!」
「あんまり大声だすと外に聞こえるぞ」

そんなことを言いながらも、その人は動くのをやめてくれない。どんどんスピードが速くなる。出し入れされる度に、いらやしい声が出てしまう。

「あっあっあっ…やだなにこれっ…またいくっ…いく…あああっ!!!」

休むことなく快感を与えられて、なにも考えられない。初めてはものすごく痛いって友達にきいたことあるけど、痛みなんて全然なかった。気持ちよくて体がバラバラになりそうで…。

(私普通のひとと違うの?この人に言われた通り、変態なの?)

「あっあっ…またいく…ああっ!」
「ねえ、中でだしていい?」

その人はセーラー服の中に手を差し入れて胸をもみしだきながら不意にそう言った。

「えっいや!そんなのだめに決まってる…ああっ…!」

乳首を押し潰されるように強くつままれ、痛みと快感で息ができなくなる。

「でも俺我慢できないみたい」

その人はぎゅうっと私を抱き締めながらますます奥に入ってくる。パンパンという腰をぶつける音がどんどん大きくなる。

「やめてやめてっ!ほんとだめです!!ああっ!」
「無理…出すよ」
「だめえっ!あっ!ああああっ!」
「いく…いくよ…ううっ!」
「やだ!!やだあっ!!!」

もう何度目かわからない絶頂を迎えたとき、私の中からその人のものが引き抜かれ、ビュッと熱いものが太股にかかったのがわかった。
電車の中ではあんなに気持ち悪かったはずなのに、私に体重を預けたその人の荒い息がうなじにかかるのがなぜか心地よく、ねっとりとした舌でそこをぺろりとなめあげられて、私はそれだけでまたいってしまった。




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