投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

ゆっきの日記
【女性向け 官能小説】

ゆっきの日記の最初へ ゆっきの日記 67 ゆっきの日記 69 ゆっきの日記の最後へ

彼2-2

 当時付合っていた男の人との事で、少し悩んでいた時期でもありました。
 その男の人とは、そんな気持ちの良い朝を迎えた事はありませんでした。

 妻子持ち。
 そう、その当時、私は不倫してたんです。だから、私の部屋で一緒に朝を迎える事は無かったんです。

 いつも、仕事が忙しくて、夜遅くに私の部屋に来て、Hしてさっさと帰って行く。
 たまに、早い時間から会える日も、隠れるように、あまり流行っていない目立たないお店で食事して、すぐに私の部屋に来て、Hして帰っちゃう。
 休みの日は、家族サービスがあるから会えないし。
 それなりに、辛かったな。

 本気で奥さんと子供を捨てさせるような気も無かったし、セフレ以上恋人未満的な人だったから、「死ぬほど辛い」って事は無かったけれど、暇な休みの日に相手が居ないのは、やっぱりつまらなかった。
 

 だから、パチンコばかりやってた(笑)。
 でも、そのおかげで今の彼に出会えたんだから、今としては良しとしています。

 ただ、その男の人を許せない事件が、その後起こってしまうんです。それは、いまだに許せません。
 でも、だから、その事件がきっかけで、今の彼と同棲するようになって、毎日が楽しくなったんだから、許せないけれど恨んではいません。

 彼の寝顔を見て決心しました。
 「別れよう」
 不倫相手との別れを決意した瞬間でした。
 寝ている彼の唇とあれに軽くキスをして、自分の部屋に戻りました。


 シャワーを浴びて、化粧をして、出勤しました。
 出勤途中、自分の身体がとても軽かったのが、とっても嬉しかった。

 それからは、毎日のように彼の部屋に行きました。
 なにしろ、彼は学生で、お金の心配が無くて、学校に行くかパチンコ屋に行くかしかないから、毎日暇だし(笑)。
 不倫相手からの連絡を「ひたすら待つ」のと全く逆です。
 私が会いに行けばいつでも居てくれる。
 そして朝まで一緒に居られる。
 外で食事するのも、手をつないで歩くのも、ぜんぜん「人目」を気にする必要が無いというのは久しぶりでした。
 休日も一日中一緒に居られるんです。


ゆっきの日記の最初へ ゆっきの日記 67 ゆっきの日記 69 ゆっきの日記の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前