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Eプラント
【ホラー 官能小説】

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球根-2

 ×    ×    ×

 昨夜のこと。コレを着けて寝室に入って来たユリの姿を目の当たりにした夫のタカシは、えらく興奮してしまって、見るなりユリに抱きついてきた。

「ソレ、すっごく可愛いよ、ユリ!」

 勤めていた会社を辞めてタカシと結婚して3年。そろそろ夜の営みにもマンネリの兆しが感じられるようになってきていた。気分転換のために軽い思いつきで買ってみたのだが、予想を超えてタカシのツボにハマってしまったようだ。自分の下着姿を見て無邪気にはしゃぐ夫の様子に、ユリは内心ほくそ笑んだ。
 学生時代、けっこう真面目にテニスをやっていたユリは、太ももが他の人よりも少し逞しくはあるものの、背もすらっと伸びていて、概ね均整がとれた体つきをしていたので、こういうセクシーな衣装がよく似合うのだ。

「あ、後ろがTバックになってる!」

 タカシは、ユリの少し横に張り出したような形の尻がお好みで、まったく狙い通りの反応を示した。今にもよだれを垂らしそうな勢いで顔を寄せてくる。ユリは、尻の頬っぺたにタカシの熱い吐息を感じて、思わず身を捩らせた。

「とっても素敵だよ、ユリ……」

 すっかり昂ってしまったタカシは、尻から太もも、脇腹から乳房へと、ユリのからだを下着もろとも無遠慮に撫で回した。ユリも、タカシの手のひらの動きに合わせてからだをくねらせていく。ベッドの向かい側に置いてあるドレッサーの大きな鏡には、そうした様子の自分の姿が映っていて、いつか何かの映画で見たポールダンスの踊り子みたいだな、とユリは思った。

 ひと頻り、ユリのからだと下着の触感を楽しんだ後、タカシは、ユリを抱いてベッドにゆっくりと押し倒した。一瞬、見つめ合った後、お互いの唇を重ねていく。ユリが唇を半開きにして息を吐いた瞬間、タカシの舌先がねじ込まれ口の中をウネウネと這い回った。ユリもそれに応えて舌を絡みつかせ、タカシの少し腫れぼったい唇に吸いついていく。

 いつもより性急なタカシの様子に軽い興奮を覚えながら、ユリは “作戦” がまんまと成功した悦びを感じて微かに身を震わせた。

「コレ、どうなってんのかな?」

 タカシは、複雑な編み上げヒモに惑わされて、ビスチェの背中についているファスナーに気付かなかったようだ。やさしく教えると、タカシは少し顔を赤らめて、ぎこちなくビスチェを脱がした。ユリの、張りがあって形の良い乳房が露になる。タカシは、恥ずかしさを振り払うような勢いでむしゃぶりついていった。

「…ぁん…」

 からだ中を、タカシの大きな手に弄り回されて、既に半分起ってしまっていた乳首を吸われた瞬間、思わず声が出た。そこへ追い打ちをかけるように、タカシは硬くシコってきたソレを舌先でレロレロと転がしていく。同時に、ユリの乳房から股間へ向かって、タカシの右の手のひらが肌の上を滑っていった。ショーツの上からソコにそっと触れられると、ユリはからだをヒクつかせて敏感に反応した。


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