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ゆっきの日記
【女性向け 官能小説】

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3P 1-14

 「だから、Hの時、わざと意地悪して、焦らしたくなるんですよね(笑)。」って裕美。
 彼ったら、それを聞いて、「パチン!」って、手を叩いて「分かる!」って言った。
 彼には、裕美とHしているのは言ってあったし、「イヤならやめるけれど、浮気じゃないと思う」って言ったら、「別に良いよ。おまえが好きな人は、多分俺も好きだから」って言ってくれてたし。
 実際、裕美を彼に初めて紹介した時、「おまえが裕美ちゃんとHする気持ち、分かる気がする」って言ってました。
 だから、この3人の3Pは自然の流れなんです(笑)。

 それからは、同い年の二人で、私に「こうすればこんな反応をする」とか、「いやいや、こうした方が効果がある!」なんて、盛り上がり始めたんです。
 私は、ひたすら「ひど〜い!」とか、「あ、あの時そんな事考えてたの!?」とか言うばっかりで、お酒のせいだけじゃなくて、顔が真っ赤になってました。

 その内、だんだん、三人ともHな気分になって来ました。

 それを、最初に口にしたのは、やっぱり裕美でした。

 「先輩が、透さんのキスは最高だって言ってたんですけれど、正直その時、悔しかったんですよ(笑)。」

 「え?! そうなの? 裕美、『良かったですね!』って、言ってくれたじゃない。」って、私が言うと、

 「それは、負け惜しみ! 少し、妬けたんですよ! でも、先輩が喜んでいるのは、私も嬉しかったから、我慢してたんです!」
 「そうなんだ・・・。ゴメン・・・。」
 「ゴメンじゃありません! ゴメン、って思うんだったら、その最高のキスを今から見せて下さい!」
 「え?!」

 裕美の「演出」開始でした(笑)。
 今だから思うけれど、夕方、私に電話して来た時から、この瞬間を計算していたのは間違いありません。

 私、彼と裕美の会話を聞いてて、もう結構Hな気分になっていたし、少し酔ってもいたから、彼とキスをしたかった。
 同時に、裕美ともキスしたかったんです。
 でも、それまで、さんざん私を肴にして、二人で楽しそうに話してたから、私も反撃する気になって言いました。

 「私と彼がキスするのは当たり前だから、裕美がキスしてみれば?!」って。

 でも、やっぱり裕美の方が一枚上手!

 「それじゃ、あまり面白くな〜い! 先輩が透さんとキスをして、その後私とキスをして、どっちが上手か決めて下さい!」

 困りました(笑)。
 彼とのキス。
 裕美とのキス。
 どっちが良いかなんて決められるわけが無いのは、キスする前から私には分かってました。
 救いを求める目で彼を見ました。
 彼の目が、輝いていました(笑)。


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