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恋に変わるとき
【青春 恋愛小説】

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恋に変わるとき-12

何をするわけでもなく、ベッドの上でジッと抱き合ったまま互いの呼吸を確かめるようにだんまりを決め込むあたし達。


気まずい沈黙は、いつの間にか彼の温もりにかき消されていた。


なんとなしに彼の顔を見つめれば、ニヤリと不敵な笑み。


そして、再び絡み合う唇。


ああ、このままあたしは臼井陽介に堕ちていく。


「……メグ」


彼はキスの合間に優しい声であたしを呼んだ。


「ん?」


「俺さ、元カレなんかより絶対大事にするからさ……」


「うん……」


「だから俺の彼女になって?」


目をまんまるくして、彼を見るとほんのり頬を赤くした照れた顔があった。


超がつくほどの女ったらしがすっかり形無しじゃない。


経験値の差は格段にあたしの方が足りなくても、何だかコイツがとっても可愛くて自然に頬が緩んでしまう。


愛おしさでいっぱいになったあたしは、


「よろしくお願いします」


そう言って彼にキスをした。







彼の頬に手を添えながらぎこちないキスを、精一杯の愛情を込めてしていると、突然彼が身体をくるんと反転させた。


今度はあたしが下になって彼を見上げる体勢になる。


「メグ、ヤりたくなっちゃった」


「え……でも大丈夫なの……?」


「お前にキスされてたら勃ってきた」


ストレート過ぎる表現に面食らってしまうけど、一つになりたいと思う気持ちは一緒だった。


二人を隔てるものは全て取っ払って、肌でコイツを感じたい。


「……うん、わかった」


「途中で怖くなったらすぐ言えよ?」


「うん……」


「……メグ、大好き」


「あたしも……大好き」


お互いのおでこをコツンと合わせて、どちらからともなくフフッと笑いあう。


そしてあたし達は数えきれないほどのキスをしながら、シーツに沈んでいった。




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