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ゆっきの日記
【女性向け 官能小説】

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裕美1-9

 「先輩、もう十時になりますよ。お母さんたち遅いですね。」
 裕美に言われて、「エッ?!」って思ったけれど、熱くなっているあそこを何とかしたい欲望とまだ戦っていました。
 その時、玄関のドアの開く音が聞こえました。同時に「ただいま〜」というお母さんの声。
 正気に戻った私は、急いで起き上がってブラを元の位置に直してホックをしました。白いTシャツだったから、右の乳首の所だけ濡れて少し透けているのが気になったけれど、着替えている暇はありません。案の定、お母さんが部屋に来ました。急いで、クッションを胸に抱えて隠しました。

 「ただいま。裕美ちゃん泊まってくの? ゆっくりしてってね。ご飯は食べた?」
 お母さんは少し酔っているみたいで、赤い顔をしていました。お父さんもお母さんの後ろから少し顔を見せていたけれど、何か言ったら私に怒られるの知ってるから、黙ってニコニコして裕美の方を見ていました。
 「ありがとうございます。図々しく泊まってっちゃいます。明日も休みだし、先輩に勉強教えてもらいます!」
 「あら〜、教えられるかしら?!」
 そんなやり取りを裕美はさっきまでの事なんてまったく無かったように普通に話してました。
 「分かったから、もう向こうに行ってよ。お母さん酔っぱらっているし〜。」
 精一杯普通を装って、私も頑張って参加しました。多分、少し声が震えたんじゃないかと思います。でも、気づかれなかったみたい。お母さんが酔っていて助かった。
 「女同士のつもる話を楽しみなさいな。明日お母さんたち朝早く出かけちゃうから、よろしくね。」そんなことを言ってやっと部屋から出て行きました。
 二人はゴルフにハマっていて、日曜日はしょっちゅう居ませんでした。
 住んでいたマンションは、玄関入って廊下があって、すぐ右側が私の部屋。左側がお風呂と洗面所で、その奥がキッチンとダイニング、更に奥がリビングと両親の部屋でした。
 だから、それほど広い家じゃなかったけれど、両親と私の部屋は一番遠い位置関係でした。


 「先輩! 危なかったね〜。」って、裕美がまた明るく言いました。っていうか、裕美が変な事しなかったら、「危ない」なんて事無かったのに、あっけらかんとしています。それにしても、何というタイミングでやめたんでしょう。

 「なんで分かったの?」
 「何がです?」
 「お母さんたちが帰ってくるの。」
 「そんなの分かるわけないじゃないですか!(笑) たまたまですよ!」
 裕美の勘の鋭さっていうか、そのタイミングの凄さは、それから今に至るまで、本当に何度も経験させられました。危機管理能力?!(笑)
 学校でHしてた時も、外でHした時も、「ヤバい!」っていう直前にいつも察知するんです。普段はちょっとおバカな所があって、忘れ物したり待ち合わせの時間を間違えたりするくせに、Hな事が関係している時はものすごく鋭いんです。

 お母さんの登場で、私のあそこの熱さは少し治まっていたけれど、それでも、うずうずしている感覚は消えていませんでした。オナニーをしたい感じ、っていうのではなく、とにかく、少しでいいからあそこをいじりたいと思ってました。


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