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Sters
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Sters-1

初めて北斗七星が自分で分かった…
それを分かるように教えてくれたのはあなただった…
カシオペア座も教えてくれた…

二人で見たオリオン座…北斗七星…カシオペア座…
あなたの横でいつもたくさんの星が降る空を見上げていた…
見上げた後には、優しく暖かいキスが降る…

時に星空には、流れ星が降る…
まるで私の願いを叶えてくれるかのように…
あなたと出会ってからの短い間でいくつの流れ星を見ただろう…

私は流れ星を見るたびに子供のようにはしゃいでいた…
そんな私にあなたは言った…
「俺はおまえの星の王子様なのかもな(笑)」
二人で笑った…

私はその笑顔が大好きだった…
その笑顔を失いたくなかった…

あなたは私に星の下で笑顔で言った…
「絶対離さないから…」
「私も離さないからね」と返した…

あなたと逢えないとき、あなたが仕事中のとき、私は星空を見上げる…すると自然に寂しさは和らいだ…


ある日…曇り空が続き星は見えなかった…
あなたと連絡をとる暇もなかった…
すごく寂しかった…

一週間後…久しぶりに星が降った…その日はすばらしく綺麗だった…
その日バイトの後に久しぶりにあなたからメールが届いた…
嬉しくて自然と顔がにやけてしまった…

星空の下あなたは私を家まで送ってくれた…


でも…あなたはいつもと違う…
なぜか苦しかった…

あなたは車を停めて言った…
「別れようか…」と…
『ヤダぁ…』としか言えなかった…
「ゴメン…とりあえずこの関係を終わりにしたい…」と…
『やぁだぁ…』と言って泣くしかなかった…


私は車から降りようとした…
あなたは私の腕を掴み名前を呼んだ…

なぜかはわからない…

私は『もぉやだぁ!!』と叫び、あなたの手を振り切り車から飛び出した…
涙で何も見えなかった…
大好きな星空も…

あなたが最後に私の名前を呼んだ声が頭から離れないよ…
あなたの香りも…大きくて暖かい手も…大好きな笑顔も…優しいキスも…なにもかも忘れられないよ…


夜なんてこなくていい…もしくは夜は曇りか雨か雪でいい…

もしくは部屋で一人で涙を流していたい…

星なんて見なくて済むように…


これからは下を向いて生きようかな…

もうあなたと二度と出会わないように…


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