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It's
【ラブコメ 官能小説】

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★★-5

五十嵐が住んでいるマンションは学校から徒歩10分程のところにあった。
学生のくせに、随分立派なマンションに住んでいる。
エレベーターに乗り、「3」のボタンを押す。
ドアが閉まった時、不意に髪を撫でられ、ビクッとなる。
「何その反応」
五十嵐は鼻で笑った。
エレベーターを降りて一番端の部屋が五十嵐の部屋だった。
鍵を開け、ドアを後ろ手に閉めたと同時にまたキスをされる。
「やっ…ぁ…五十嵐…中入ろっ…」
五十嵐は陽向の言葉を無視し、激しいキスと愛撫を繰り返した。
唇が首筋を辿る。
「あっ…!」
くすぐったいような感覚に、身体がビクッと痙攣する。
「いちいち興奮させんなよ」
五十嵐は右の口角をキュッと上げて、陽向の唇に軽くキスをすると「上がって」と言って陽向の手を引いた。
靴を脱ぎ、廊下に上がる。
そのまま腕を引っ張られ、ベッドルームに連れ込まれる。
綺麗に敷かれたシーツの上に半ば強引に押し倒された。
家に来てと言われた時点でこうなることは予想していた。
こんなことをするのはかなり久しぶりだ。
オロオロしていた陽向の思考は、五十嵐の強引なキスによってどこかへ行ってしまった。
身体を撫でられ、ついばむようなキスを繰り返される。
脱がされたジャケットが、床に放られる。
遠慮なく、胸を弄られる。
上がる息を抑えようとするが、無理だった。
身体がどんどん熱くなっていくのを意識する。
突然、ニットの下から手が滑り込んできた。
「いやっ…」
陽向は五十嵐の背中を抱き締めて縮こまった。
敏感な突起に直に触れられる。
五十嵐は「顔真っ赤だぞ」と言って楽しそうに笑った。
「う…うるさいな!」
「なに?処女?」
「違う!」
からかいを受けながら、愛撫される。
突然、無理矢理服を脱がされる。
「あ…あたしばっかりやだっ!」
陽向は布団を引っ張って身体を隠した。
「はいはい」
五十嵐は立ち上がり、服を脱ぎ始めた。
布団の隙間からその姿を見る。
しなやかな身体には程良く筋肉がついている。
あまりに綺麗なので見惚れてしまう。
見る気はなかったが、下半身に視線がいってしまう。
五十嵐のそれは、圧倒的な大きさを持っていた。
ちゃんと入るのか…あれ……。
そうこうしているうちに、五十嵐が戻ってきた。
「布団じゃま」
「いやっ!!」
「なんでよ」
「は…恥ずかしいから…」
「ま、そのうちいらなくなるけど」
五十嵐が布団の中に入り込んでくる。
前から抱き締められ、また胸を揉まれる。
乳首を摘まんだり、全体を愛撫したりしながら陽向の反応を楽しんでいる。
唇を、五十嵐のそれで塞がれたと同時に、ショーツの中に手が入り込んできた。
「あっ…」
「やべー…ちょー濡れてる。気持ちよかったんだ?」
いたずらっ子のような顔をされ、陽向は再び顔を真っ赤にした。
「すーぐ赤くなんのな。面白れ」
秘部をゆっくり撫でられる。
あり得ないくらい濡れている自分が恥ずかしい。
陽向は五十嵐にしがみついた。
頭を優しく撫でられる。
指が一本、中に沈んでいく。
微かな痛みが走る。
「あ…んっ…」
「ちょーキツいんだけど」
ゆっくりゆっくり指が動く。
優しい手つきに、翻弄されていく。
「は…ぁ…」
五十嵐は小さく喘ぐ陽向の唇を優しく奪った。
指が二本に増え、前触れもなく激しく動かされる。
「あぁっ!…あっ…やっ」
さっきよりも痛みが少し増大する。
乳首を口で愛撫されながら、下半身も苛められる。
ダメだ…おかしくなる…。
「やだ…五十嵐…んっ…やだっ!」
指が引き抜かれる。
「無理。入れたい」
五十嵐はそう言うと、自分のリュックからコンドームを取り出し、慣れた手つきで装着して戻ってきた。
布団を引き剥がされる。
肩で息をする陽向のおでこにちゅっとキスをし、脚を開かせる。
「ちょーエロい光景」
「ばかっ!見ないで」
「入れるよ」
先端があてがわれる。
陽向はギュッと目を瞑った。
…絶対に痛い。
「つーか、入んねーんだけど」
可笑しそうに笑う五十嵐の声が聞こえる。
ほっぺたを両手で包まれる。
うっすら目を開けると、困ったように笑う五十嵐の顔が目の前にあった。
「狭過ぎ。力抜いて。ちょっとゴーインにいく」
そう言われた瞬間、下腹部に激痛が走った。
「んあぁぁっ!まっ…待って!あっ…」
痛過ぎて涙が零れる。
「っあ…やべ。キツ過ぎ」
ゆったりとしたリズムで腰を送られる。
重い鈍痛が身体中を駆け巡る。
「あ…んっ…」
「っう…」
五十嵐は、陽向の目から零れ落ちた涙を舌で掬って唇にキスをした。
空いた隙間から甘い吐息が漏れる。
五十嵐は、キスもセックスも上手だ。
痛みは次第に心地良い重さとなって陽向を包み込んだ。
「は…ぁ…五十嵐…」
「じゃなくて…湊」
息を切らした五十嵐は陽向の耳を甘噛みしながら囁いた。
「言って…湊」
「湊…」
「陽向…」
五十嵐…湊に耳元で自分の名前を甘く囁かれ、気絶しそうになる。
湊は陽向の身体をギュッと抱き締めると、徐々に激しく動き始めた。
「あっ…あ……はぁ…湊っ…」
「んっ…陽向…」
名前を呼ばれる度に、今までにない感覚に支配される。
湊は、陽向の腰を掴んで激しく突き上げた。
「んやっ!…あ、も…もうダメ…」
「イって…陽向…」
「やだっ…いやっ!」
「へーきだから…」
もっと繋がっていたい…。
純粋に、そう思った。
でも、もう我慢できない…。
「湊っ…」
陽向は涙を流しながら絶頂を迎えた。
「んっ…あ…イくっ」
ビクッと痙攣した身体を強く抱き締め、湊も直ぐに達した。


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