投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

私生活
【ノンフィクション その他小説】

私生活の最初へ 私生活 70 私生活 72 私生活の最後へ

11月24日-5

「はは、やっちゃったか。」

しょうちゃんに例のごとく、電話で報告した。


「…やっちゃいました。すみません」


「謝るなってー。バレなきゃいいって考え方は良くないと思うけど、


彼氏を傷つけるのが一番良くないからねー。バレんなよ」

「うん。」


「勢いで、俺ともヤっちゃう?」


「…え、いや…」


「冗談だってー」

しょうちゃんは笑った。

なんだーと云って、私も少し笑った。


「てかさー。」


しょうちゃんは笑ったまま云った。

「え、なにー」


私も笑ったまま聞く。




「俺さ、利津子ちゃん好きっぽいんだけど、


どうしよー。」

笑ったまま、しょうちゃんは云った。


「…へ?」


私は、もう、笑っていなかった。




今年の始めから、変なモテ期が来た。


ストーカーに遭ったり、客に気に入られたり、身の丈に合ったモテ期だと思っていたけれど、

いつの間にか身分不相応なモテ期になっていた。



そういえば、今日は11月24日。ちょうど1ヶ月後はクリスマスイブだ。


今年のイブは誰と過ごしているんだろう。


そんなことを思いながら、いつまでも笑い続けるしょうちゃんの声を、私はただただ、ぼんやり聞いていた。


終り


私生活の最初へ 私生活 70 私生活 72 私生活の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前