投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

汚れた教室 〜教室長マヤの日常〜
【レイプ 官能小説】

汚れた教室 〜教室長マヤの日常〜の最初へ 汚れた教室 〜教室長マヤの日常〜 52 汚れた教室 〜教室長マヤの日常〜 54 汚れた教室 〜教室長マヤの日常〜の最後へ

淫欲の虜-7

「先生、あの……」
 大学院生のアルバイト講師、久保田が遠慮がちに声をかけてくる。
 時間は午後11時を過ぎ、教室にはほかに誰もいない。
「ああ、久保田くん。今日もお疲れ様。明日の朝も早いんでしょう? 帰らなくていいの?」
 わざと目元の書類に目を落としながら、久保田の様子をうかがう。
 聞かなくても、彼が何を言いたいのかはわかっている。
 
「えっと、僕と一緒に遊びに行ってもいいって言ってくれましたよね? あれ、本気にしてもいいですか?」
 ほら、来た。
 今週、久保田がずっと物言いたげに視線を送っていたのは知っている。
 まだ純粋な心を利用するような真似はしたくないと思って、無視を決め込んでいた。
 でも、今は事情が違う。
 マヤはたっぷりと間をおいて、意味ありげに笑って見せた。
「いいわ。どこに誘ってくれるの?」
 久保田の顔がパッと輝く。
 信じられないほどわかりやすい。
 大きな体を丸めてポケットに手を突っ込み、しわしわになったチケットを差し出してくる。
「これ、映画のチケットなんですけど……2枚、その、友達からもらって……よかったら、明後日の日曜日とか、あの、一緒に行ってくれませんか?」
 つい先週に公開されたばかりの、前評判も高いラブストーリー。
 久保田のまわりに、そんな気のきいたチケットをくれる友人などいないはずだった。
 みえみえの嘘は、気付かないふりで流してやる。
「本当に誘ってくれるなんて、嬉しい……日曜日、楽しみにしているわ。わたしなんかと一緒で、いいの?」
「あっ、ありがとうございます! いいにきまってるじゃないですか……水上先生じゃなきゃ、だめなんです。じ、じゃあ、待ち合わせ場所と時間は……」
 真っ赤な顔をして、メモ用紙に待ち合わせ場所と時間を丁寧に書きつける姿は、真面目な久保田らしく好感が持てる。
 そのペンを握る無骨な指が、想像をかき立てていく。
 この子はいったい、どんなセックスをするのかしら。
 ……日曜日が楽しみだわ。
 マヤは確実に久保田を夢中にさせるための算段を、頭の中で組み上げていた。


汚れた教室 〜教室長マヤの日常〜の最初へ 汚れた教室 〜教室長マヤの日常〜 52 汚れた教室 〜教室長マヤの日常〜 54 汚れた教室 〜教室長マヤの日常〜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前