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ゼビア・ズ・ショートストーリー
【ファンタジー その他小説】

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雪の贈り物-10

『付き合う』

「んふ♪だから好き」

 リンはグロウの腕にしがみついて嬉しそうに彼を見上げる。

「僕もお手伝いします」

「タダ働きよ?」

「う……い、いいですよっ」

 少し怯んだトビィだったが思い直して胸を張った。

「さあ!忙しくなるわよぉ!」

 冬の魔法学校が俄に慌ただしくなる……寂しがって気落ちするよりは良いか、とグロウは馬車が走り去った方向に目を向けてからリンの後に続く。
 空から雪がチラチラと舞い降りて轍の跡を消していった。


 数年後、養護施設『コブウェブ』通称『蜘蛛の巣』が完成。
 この施設出身の魔法使いは質の良い魔法を操ると評判になり、各地で優遇されるのだが……それはずっとずっと先の話。


ー雪の贈り物・完ー


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