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【寝とり/寝取られ 官能小説】

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 アオキは買い込んだ鍋の材料をマドカに渡して、マドカはそれを持って台所に行った。
 狭いアパートの一室なので、台所と言ってもちゃぶ台に座るアオキから丸見えだ。
 マドカが白菜やしいたけを刻む後ろ姿がモニターからも確認出来る。
 アオキが、そんなマドカをじっと見つめていた。
 彼女のやや丈の短いスカートから伸びる白い素足に、アオキの視線が絡みついている。

 マドカの容姿に派手さは無く、本人もどちらかというと地味で素朴な服装を好んでいた。
 しかし、野にひっそりと咲く野草のような可憐さに、俺は魅かれていた。
 スタイルもグラマーとは言えないが、着痩せするのか、服を脱いだら思ったよりも……と彼女の裸身を最初に目にした時には生唾を飲み込んだものだ。
 髪は襟首を隠す程度の、あまり飾りっけのないショートカットにしていた。
 子供相手の仕事なので、髪を染めるようなこともしていない。
 
 アオキとマドカは、ここ最近顔を見知ったばかりだ。
 今日のような形で、二度ほど共に食事をした程度だろうか。
 俺が女と同棲している事を話すと、アオキがやっかんで一度行かせろとせがんだ。
 その後、アオキはマドカに好感を持ったのか、さらに羨ましがるようになった。
 あの子と毎晩ヤッてるのか?
 マドカちゃんのアレの締りはいいのか?
 などなど、品性の欠片も無い質問を俺にぶつけてきたが、当然それは無視した。
 アオキも容姿はそこそこで、全く女にモテない訳では無いはずだが、下心丸出しなのを女から見透かされるのか、すぐにフラれるか関係が長続きしない。

 しばらくすると、マドカが切り分けた具材を運んできた。


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