投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

Twin's Story 10 "Cherry Chocolate Time"
【寝とり/寝取られ 官能小説】

Twin's Story 10 Twin's Story 10 Twin's Story 10 Twin's Story 10

浄化-7

 二人の息はまだ荒かった。そして全身がじっとりと汗ばんでいた。
 「やっぱり、だめだ、俺・・・・。」
 「どうして謝るの?」
 「だから、強烈な罪悪感があるんだってば。」
 「よくわからない・・・。」
 「なんか、嫌がる真雪をレイプしてるみたいで・・・・。」
 「大好きな人がイく時、あたしの身体の中に出すことを嫌がるわけないよ。」
 「でも・・・・。」
 「ありがとう、龍。ほんとに優しい人。」真雪は微笑んだ。「でも、そう言いながら今日は何だかすごく長くイってたみたい。」
 「俺、生まれて初めて二度続けてイった。」
 「そうなの?」
 「自分でもびっくりしたよ。」
 「でも、龍はたいてい三、四回はイくじゃない。一晩に。」
 「いや、いつもはさ、真雪と話してたり、触り合ってたりして、また興奮が高まって、っていうパターンなんだ。でも今日は違ってた。イったあと、終わった、と思う間もなく、また押し寄せてきたんだ。」
 「龍も二回、イってくれたんだ。あたし、嬉しい。」
 「ごめん、いやだっただろ?いつまでも咥えてなくちゃいけなくて。」
 「ううん。龍があたしのためにたくさん出してくれてるって、とっても嬉しかった。」
 「本当にごめん、真雪。」
 「まだ謝ってる。でも龍が思う程、あたしこれ嫌いじゃないな。」
 「うがいしに下に行こうよ。」龍は上半身を起こした。
 「えー、いやだよ。」真雪は横になったまま首を振った。
 「気持ち悪いだろ?口の中。」
 「全然。ずっと余韻を味わっていたいぐらい。」
 「そ、そうなの?」
 「すっごく美味しかったもん。嘘じゃないよ。」
 「美味しいわけないじゃん、あんなの。」
 「味、とかじゃなくて、何て言うかな、口の中に当たる刺激とか、心地よい温かさとか、」
 「温かい?それってとっても気持ち悪いと俺は思うんだけど・・・。」
 「だって、愛する人の体温を直に口の中に感じることができるんだよ。心地よいに決まってるよ。」
 「そ、そうなんだ・・・。で、どんな味なの?」
 「味はねー、ちょっと苦い。」
 「うわ、それはつらい。さすがにいやだよね。」
 「それが不思議とまずいとは思わなかったんだよ。」
 「えー、苦けりゃまずいでしょ、いくらなんでも。」
 「あたし、今ならビールだってワインだって飲めるかもしんない。」
 「何だよそれ。」龍は呆れて笑った。
 「あたしもう大人だからね。ビールの味ぐらいわかるよ。」真雪も笑った。
 龍は再び真雪の傍らに横たわった。そして申し訳なさそうに上目遣いで言った。「真雪はイけた?」
 「イけたイけた。もうすごいよ。」
 「え?そんなに?」
 「龍だってもうわかってるでしょ、あたしがイく瞬間。」
 「そりゃあね。」
 「龍のものを咥えて、口の中に出されて、大切なところは龍が口で刺激してくれて・・・。いつものセックスと全然変わらなかった。上と下が逆になっただけ、って感じだよ。」
 「なるほど・・・・。」龍は妙に感心したようにうなずいた。「でも、もうしないからね。当分。」
 「わかってる。ごめんね、いやなこと、無理させちゃって。」
 「うん。そうだよ、いやだ。やっぱり。」龍が威勢よく言った。
 「なに思いついたように・・・。」
 「今日の方法だと、できないことがある。」
 「できないこと?」
 「そう。キスができないこと。それに真雪のおっぱいがいじれないこと。」
 真雪は破顔一笑した。「そうか。そうだったね。」
 「この『サラダ』がないと、やっぱり物足りないよ、俺。」龍はそう言いながら真雪の二つの乳房の間に顔を埋め、頬を何度も擦りつけた。
 「俺の真雪・・・・・。」
 「龍ったら・・・・。」真雪は龍の頭を愛しそうに撫でた。
 しばらくの沈黙を二人は満ち足りた気持ちで味わった。
 「龍、」
 「うん?」
 「あたし、早くあなたと一緒にお酒が飲みたい。」
 「どうして?」
 「あなたで頭をいっぱいにして、あなたで身体を満たされて、あたし、夢見心地であなたに抱かれたい。」
 「俺さ、」龍が慎重に言葉を選びながら言った。「真雪はもう、お酒なんか飲まない、って言い出すかと思ってた。」
 「あんなお酒はもう二度と飲まない。でも、自分がお酒でどうなるかわかったから、もう間違わないよ。あたし。」
 「そうか。そうだよね。」龍は真雪の髪を指で梳いた。
 「龍、」
 「なに?」
 「あたしの手、ずっと握っててね。」
 「放すわけがないよ。もう二度と。」龍は真雪の指に自分の五本の指を絡ませた。「絶対に。」
 「好きだよ、龍。・・・・愛してる。」
 「俺も。愛してる、真雪。」
 真雪はそっと目を閉じた。龍は彼女の唇に自分の唇をそっと押し当てた。


Twin's Story 10 Twin's Story 10 Twin's Story 10 Twin's Story 10

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前