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雑踏の片隅で
【その他 官能小説】

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卒業-7

「え、ええっ? ショウコさん、あの、これは……」
「正直に答えなさい。君は、女の人のおっぱい触ったことあるの?」
「な、ないですよ。僕は、女の子と付き合ったことありませんし……」
「へぇ。こういう事に、全然興味ない?」
「そ、そりゃあ、興味ないなんてことは」
「素直じゃない答え方ねぇ。あたしのおっぱい、直に触りたい?」
「ええ、外でそんなの……そんなの誰かに、見られちゃいますし……」
「3……2……1……」
「あっ、ああ、触りたいです! 直接、触ってみたいです!!」
「フフ、ちゃんと、言えるじゃない」

 あたしは、Tシャツを半分ほど捲り、タケシに見せつけるようにブラを見せてやる。
 タケシは目を皿のようにして、口元もだらしなく半開きにして、あたしの様子を見つめている。
 辺りに人の気配は無かった。あたしは、後ろに手を回して、ブラのホックを外した。
 あたしの乳房も乳首も、外気に露出されている。もう一度左右を見渡す。人はやはり居ない。
 さすがのあたしも、外で胸を放り出すのは恥ずかしくて、頭に少し血が上る。
 横に座るタケシはもっと血が上ってるようで、あたしの乳房に視線を釘付けにして、固まってしまっている。

「ほら、見てばかりいないで、なんとか言いなさいよ。あたしが恥ずかしいじゃない」
「え? あ、あの……凄く……いい形で、ふっくらしてて……綺麗です」
「そう、ありがと。触っても、いいわよ」
「あの、本当に……いいんですか?」
「3……2……」

 あたしが有無をいわさずカウントダウンを始めると、タケシが慌てたようにあたしの乳房に手を触れた。タケシの手が少し震えているように思えた。

「手をあてがうだけじゃなくて、揉んだりしてみてもいいわ」
「あ……ああ……はい、こう、ですか?」
「つっ! もう、それは強すぎよ。ほら、この位の感じで」
「ご、ごめんなさい!」

 あたしは、タケシの手に自分の手を添えて、力加減を教えてやる。
 しばらくすると、タケシは自分であたしの胸を微妙な力加減で揉み始めた。
 そう言えば、最近男としてないな。そんな思いが少し頭をよぎった。

「いい感じに、なってきたわ……ねぇ、あたしの胸触って、どんな感じ?」
「あ、あたたかくて、柔らかくて……なんか、幸せな気分に、なれそうです」
「おっぱいの先も、指で軽く摘んだり、引っ掻いたりして」
「はい……こ、こうですか?」
「は……あっ、いいわ。タケシ君……もっと続けて」

 あたしはベンチに座るタケシに寄っかかって、自分の身を預けてしまっている。
 タケシの細長い指が、あたしの硬直した乳首を刺激すると頭の中が次第に性欲で満たされてくる。
 タケシのジャージの股間の部分が盛り上がっていた。
 あたしは、その部分が欲しくなって、思わずそこに手を伸ばしてしまっていた。


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