投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

極限詭弁
【サイコ その他小説】

極限詭弁の最初へ 極限詭弁 1 極限詭弁 3 極限詭弁の最後へ

極限詭弁-2

ガチャッ、バタンッ!
「ただ〜いま〜」



「は〜、テスト疲れた〜〜!もう嫌!!おかーさんお腹へっ……あれ?お兄ちゃんの靴。」

『キュキュッ!』

「おにーちゃん?もう帰ってるの?高校ってもうテストだっけ……」

騒がしいな。
ウルサイ。

「………ひ、ぃっ!きゃああああああああああ!!」


ウザいな。
今キャンキャン喋ってたかと思えば、今度は金切り声か?
耳障りだ。
何事だ?

「いやあぁああぁああ!!お母さん!お父さん!!千沙…っ!うああぁ…」

キィ…パタン。
ペタペタペタ……

「!!お、お兄…ちゃん?」

「………おかえり、サキ」

そうか、イモウト、か。
そうだ、まだ残ってた。

――……。

「くっ、くっくっく……ははははははは」

「お…お兄………」

あぁ、なんだ。


「どうした?サキ。変な奴だな。おいで」

優しげに手を差し出す。
僕を、捨てられた子犬のような憂いを称える瞳で見て、怯えて震える小さな肩。その姿に―

心の中で唾を吐いた。

「あ……ぁ…」

「どうした?そんなに怯えることはないだろう、兄ちゃんに。失礼な奴だな」

逃げようとする手をやんわりと掴み、引き寄せる。
顔を撫ぜながら除々に手を下げてゆく。
気がついたのか暴れる小さな体。
無駄だ。

「や…やめて、お兄ちゃん。お願い…なんでも言うこと聞く、がっ………!」

ゴキュッ―…

ゴトンッ!



極限詭弁の最初へ 極限詭弁 1 極限詭弁 3 極限詭弁の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前