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雑踏の片隅で
【その他 官能小説】

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パンドラの匣-5

「ねぇ、ユウジさんは、どういう人をナンパしたいんですか?」
「そうだな……大人で、髪が長くて、オシャレで、一緒に酒が飲めるような女かな」
「もォ〜、全部わたしと逆じゃないですか。わたしって、そんなに子供っぽく見えますかね?」
「ああ」
「失礼だなァ……でも、そんな事言いながら、ユウジさんわたしの胸元さっき見たでしょう?」
「何?」
「とぼけたって、ダメですよ。そういうのって、案外分かるものなんですよ」
「たまたま、目線が向いただけだ」
「フフ、結構、大人でしょう?」

 ユイは両腕を胸に寄せて、谷間を強調して俺に見せている。
 眠そうな瞳の奥に、少女と言うよりは女の妖艶な色気が一瞬、垣間見えた。
 気のせいか、ユイが俺に体を寄せている気がする。

「ねぇ、ユウジさん。ナンパした女の人と、どうするんですか?」
「どうって、いろんなことして、遊ぶんだよ」
「たとえば?」
「そりゃ、カラオケとか、食事とか、買い物とか、ゲーセンとか……」
「それで、おしまい、じゃないんでしょう?」

 ユイが俺の腕に自分の豊乳をかすかに押し付けていた。
 ふっくらとした感触が服越しに伝わってくる。
 あどけなさの残るユイの顔がほんの少し紅潮して、瞳が憂いを帯びている。
 食事は、既にほとんど終えていた。ユイの手が、テーブルの下の俺の足を撫でている。

「お、おい。お前、何のつもりなんだ」
「ここは、隅っこの席だから、周りからはバレませんよ」
「そういうことじゃない」
「ユウジさん、こういう事が好きなんでしょう?」
「そりゃ……でも、お前は、一体――」
「フフ、あまり女の子のことを外見だけで決めつけちゃ、ダメですよ」

 ユイは、俺の手を引き、テーブル下の自分の太ももの上に置いた。
 俺の掌に、彼女の張りのあるすべすべした肌の感触が伝わる。
 ユイの表情は変わらなかった。しかし、彼女の手の場所が俺の足から、俺の股間へと変わった。

「こういう事するような女の子って、嫌いですか?」
「……俺は、女にするのは好きだが、女にされっぱなしなのは嫌いなんだ」
「じゃあ、もっと別の場所を触っていいですよ」


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