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19歳
【ラブコメ 官能小説】

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前向き-9

「いいよ。ナオくんが好きなように動いて…」

 ナオくんは、あたしの舌を吸いながら、ギンギンに硬く膨らんだあそこを、今度はおま
んこの奥の方に向けて突き込んでくる。
 あたしも、両脚をからだの方に引きつけて、深いところまで入りやすい体勢をとった。
おまんこに、キツく締めつけられているナオくんのあそこが、熱く、硬く、大きくなって
いくのがわかる。ナオくんの腰の動きが、どんどん荒々しくなっていった。

「ユイ、ユイ、ユイ!!」

 ナオくんは、あたしの脚を大きく開いて、両手でおしりを抱えて持ち上げた。あそこの
先端が、おまんこの最も深いところに潜り込んでいって、奥の方にあるポイントをぐちゅ
ぐちゅと掻き回していく。
 正常位でソコを責められるのは、本日2回目で、さっきよりも感度が増していたあたし
は、もう、今すぐにでも上り詰めてしまいそうな状態になった。ナオくんの腰の動きに合
わせて、あたしもおしりを激しく上下に揺らす。

「ナオくん…いい…すごく熱くて…また…ぁん…」
「ユイ、締まる、気持ちいい、あぁ、堪んなくなってきた」
「あたしも…ナオくん…一緒に…ねぇ…一緒に…」

 ナオくんのあそこが、あたしのおまんこの奥の方で好き放題に暴れ回っている。感じる
ポイントにキツく押し当てられたまま、まるで別の生き物のようにグニュグニュと蠢いて
あたしの快楽のステージを、一気に高いところまで押し上げていった。

「…はぁ…来て…ナオくん…来て…」
「あぁ、ユイ、出すよ、出すよ、ぐぬぁあああ!!」
「…はぁ…ぅあああ!!」
  
 あたしたちは、本日2回目の“同時絶頂”を迎えた。

 あたしのおまんこの中で、ナオくんのあそこがビクビクとのたうち回っている。ソレは
もうあたしのからだの一部になってしまったかのような親しみを以て感じられた。堪らな
く愛おしいナオくんのあそこ。ずっと、あたしのおまんこの中に居てくれてもいいよ…。

 ふたりとも、果てたままの姿勢で、しばらく余韻を味わった。

 ×   ×   ×

 ナオくんの体重を感じながら下から顔を見上げると、とろんとした目をしたナオくんが
半開きになった唇をもごもごと動かして、あたしに言った。

「オレ、ユイのこと、すごく好きなんだ…」
 
 え? 思わず訊き返してしまったけど、何を言われたのかは、ハッキリとわかった。

「ユイのことが、好きで好きで堪らない…」

 込み上げてくるものがあって、あたしは、何も返すことができなかった。その替わりに
両方の目から大粒の涙が頬っぺたにこぼれ落ちてくる。ナオくんが、指でやさしく拭って
くれて、ようやく言葉を伝えることが出来た。

「…ありがと…あたしもナオくんのこと…大好きだよ…」

 ナオくんは、何だかホッとしたような表情で微笑んだ。あたしの目からは、また、涙が
後から後から止めどなく溢れ出してくる。

 あたしたちは、繋がったまま抱き合って、2週間前に誓った“始まりのキス”を交わした。

 ×   ×   ×

 夏が終わる頃、あたしは19回目の誕生日を迎える――。

                                     (了)


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