投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

契〜あの日の約束〜
【姉弟相姦 官能小説】

契〜あの日の約束〜の最初へ 契〜あの日の約束〜 0 契〜あの日の約束〜 2 契〜あの日の約束〜の最後へ

契〜あの日の約束〜-1

きっと…私達は…生まれる所を間違えたんだろう。
お互いが好き過ぎて、離れたくなくて…
同じ場所から出てきてしまった。
ただそれだけ。

―契り
〜あの日の約束〜

小さい頃の約束を、あなたは今も覚えていますか?
『杏里ちゃん…手を繋ごうよ!!』
『うん!!広いから、迷子になるといけないもんね!!』
小さい頃、二人で手を繋いでよく近所を探検した。
『…うわぁ〜…すごい!!』
『ねぇ、杏里ちゃん、知ってる?教会でチューした人は一生結ばれて幸せになれるんだって!!』
近所の教会に忍びこんで、結婚ごっこ。
『杏里ちゃん、チューしよう。』
『千里は杏里の事好きなの?』
『うん♪大好き!!』
『杏里も千里大好きだよ!!』
『大きくなったら、結婚しようよ!!』
『うん!!』
『約束だよ?』
『約束ッ』
約束の指切りをしたら、誓いのキスをした。もう10年以上前の話だけど、千里はまだ覚えているだろうか。
子供の口約束なんて、もうとっくに忘れているんだろうか。
私は…千里が迎えにきてくれる事を、ずっと…ずっと信じてるよ?例え、叶わない願いだとしても…。

―…
(…ッ)
千里の部屋の前に着くと、杏里は一度深い呼吸をする。
高まった気持ちを落ち着けるために。
彼が弟だと、理性を失わないために。
(…よし!!)
―ガチャ
「千里(せんり)、ご飯だってよ。」
私は仮面を被る。
イイお姉さんという仮面を。
「お、おう。わかった。」
「何?また勉強?」
まだ…。まだ大丈夫。まだ仮面は被っていられる。
「またって何だよ〜。」
「だって最近よく机に向かってるじゃん。」
はたからみれば、普通の兄弟ね。
「まぁな。やっぱりテストとかで点数取った方が、大学行きやすいし。」
「ふ〜ん」
「まぁ、杏里(あんり)は興味ないだろ?」
「うん。」
全然ないよっと笑う私。そんな私を見て、だろうな〜と頷く千里。その顔、ヤバい可愛い。
(…駄目だよ。そんな顔しちゃ…)

私、杏里(あんり)には双子の弟がいる。名前は千里(せんり)。
そう。私が約束を交した相手は、正真正銘実の弟。
…私は彼に対して兄弟だと思った事は一度もない。
生まれた時からずっと…千里は私にとって、一人の男。
私が、そんな事を考えてるなんて知らないだろう。
そうじゃなかったら、こんな笑顔を私に見せない。
こんな感情…おかしいのかな?

「あれ…。しばらく見ないうちに、ちょっと筋肉ついた?」
「ん?うん」
杏里は、そっと千里の肩に手を置く。
「ちょっと見てみ!」千里はパッと杏里の手を払い、力こぶをやってみせた。
(払わなくたってイイじゃん…)
「ほら!!柔道やってるだけはあるだろ?」
千里は、最近体を触れる事を嫌がる。触れても、さっきのように軽くかわされてしまう。
「そうだね…。」
かわされた時、どう反応していいのか杏里にはわからない。
(無意識のうち…?)
表情を変えずに話を続ける千里。
(…何だよ…もう)
「さて…。勉強も一段落したし、飯行くか」
「…」
「何、どうした?」
「ううん…。行こ」
(駄目…。本当に…。いつまで気持ちを隠せばイイの?)
千里とこんなに近くにいるのに、一番遠い。
「…バカ」
いつの間にか大きくなった背中に、杏里はそっと呟いてみた。


契〜あの日の約束〜の最初へ 契〜あの日の約束〜 0 契〜あの日の約束〜 2 契〜あの日の約束〜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前