女子高生連続レイプ-4
朝倉翔子。もうバイクに乗るのを止めた。チームは消滅。確かに周りに迷惑をかけまくったが、仲間達と一緒にレディースをしている時が一番楽しかったし、生き甲斐だった。純子や美咲と街をブラブラするのも楽しかった。しかしもうレディースも仲間も友達もいない。振り返れば孤独だった。武史の策略にまんまとはまってしまった。
最近考える事が色々とある。酷い目に遭い初めて分かった。自分達は何の関係ないない人達をどれだけ苦しめ、どれだけ迷惑かけてきたのか…。悔しいがあの憎きレイパーに言われた事に間違いはないとさえ思う。みんなをレイプした男の数、いやそれ以上の迷惑をかけてきたのを実感させられた。因果応報…、まさにその通りだった。
深夜、翔子は1人街を歩いていた。夜中に女1人。今でも怖いものなどない。ただ1人を除いては…。
そんな時携帯が鳴る。見た事のない番号だ。しかし翔子はピンときた。
「もしもし…。」
「久しぶり、総長さん。」
「てめぇ…。」
「フフフ、元総長さん、だったな。」
忘れもしないこの声。こみ上げてくる怒りを抑える。
「みんなすっかり普通の女子高生になっちゃったみたいだね。まぁごく一部、いまだに体を求められて拒めない元隊員さんもいるようだけどね。」
「何ぃ…?」
未だに苦しんでいる元仲間がいると思うと心が痛む。
「総長さんの携帯番号は元仲間の誰かかが教えてくれたんだよね。すっかり見放されちゃたね。」
「関係ねぇだろ…?」
それが誰であろうと恨む気にはなれなかった。
「フフフ。まぁ未だにセックス強要されてる子がいるのは俺も予想外だったよ。でも俺が一声かければもうしないだろう。声をかけてやってもいいんだけど、その代わり…、分かるよね?」
「…私をレイプしたいんだろ?」
「うん。総長さんが、無視したり携帯番号ばらしちゃうような元仲間の為にその体を犠牲にできるかどうかだけどね。」
「私は…、最後まで仲間を守る。見捨てない。」
「おっ?て言うと??」
「ヤラせてやるよ。暴行でもレイプでも何でもすればいいだろ?その代わり、もうみんなには手を出さないで欲しい。」
「フフフ。分かったよ。じゃあ今から二度と手をださないよう伝えておくよ。じゃあ今から思い出の場所に来いよ。どうせする事なくて暇だろ?じゃあ待ってるぜ?」
電話は切れた。思い出の場所、それはレディースを壊滅させられた埠頭の倉庫だというのはすぐに分かった。
「総長の役目は絶対に果たす。」
自分がレイプされようがどうなろうと構わない、仲間を守りたかった。もう何をしても溝は埋まらない事は分かっている。自分がみんなと同様にレイプされた女になったとしても、今更と思われてしまう事も分かっている。翔子はただこれ以上仲間のみんなを苦しめたくなかっただけだった。
そんな様子を見ている人影があった。それは涼子だ。色々考えた結果、犯人は必ず翔子を狙うと結果づけた。ただ自分の大好物を後の楽しみに取っておいているだけなんじゃないかと判断したから翔子を見張っていた。
(犯人からの電話ね。きっとアクションがあるはず。)
涼子は翔子をつける。