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サキュバスの下僕
【ファンタジー 官能小説】

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1話-3

■リリンの目的

「さて、本題に入らせてもらうわ。」

それから俺は、すでに要領オーバーになっている頭で、
常識を超えた話を延々と聞かされ続けた。


なんとか俺の頭でも理解できたのは、この空飛ぶ人形のような小さな少女は、
漢字で表すと淫妖な悪魔で【淫魔】、英語圏でいうと【サキュバス】という存在で、

リリン…もとい、リリン様(一度呼び捨てにしたら蹴られた)は俺のご主人様で、
生まれ変わった俺が存在し続けるためのエネルギーを供給してくれているらしい。

自分の側を命令なく離れたり、指示に従わなかった場合は、
即刻エネルギーの供給を止めると脅された。

どうなるのかは教えてくれなかったが、相手は悪魔だ、想像に難くない…。



そのリリン様のエネルギー源になっているのが、
淫妖な気と書いて【淫妖気(いんようき)】で、
それをたくさん作り出すのが俺の役割らしい。

「そんなもの、どうやって作り出すんだ?」

俺は「作り方が全然わからん…」と素朴な気持ちで質問すると、

「そこら辺にいる女の子たちと、ヤってヤってヤりまくる
のよーっ!!」

小さい少女は興奮しながら楽しそうに叫んだ。

一瞬、俺はフリーズする。

「も…、もっとこう…。犯罪的じゃない方法で、肉体労働というか汗水たらして、
健全な感じにその【気】を作り出す事はできないのか?」

「これも【肉体労働】じゃない♪ それに【汗水】もたらすしv」

うまい事を言ったというような顔で、ニヤニヤと笑う。

「お前はエロ親父かっ!?」というツッコミが喉まで出かかったが、後が怖いので抑えた。

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「そうそう、あなたの名前だけどね…。」

「名前? そういえばまだ言ってなかったな。俺の名前は…。」

「ヨギリにしましょう♪」

「はいぃ?」

「人間を辞めたのに、人間の名前を使い続けるのはおかしいでしょ?
それにあなたは私のモノなんだし、私が名前を付けるのは当然の権利よ。」

リリン様の言葉に返す言葉が見つからなかったというのもあるが、
自分の名前に特に思い入れがあるわけでもなかったので反論はしなかった。

「今日からあなたはヨギリ。はい決まり!」

俺の名前は、小学生が子犬の名前を決めるようなノリで決められた…。

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その後も、延々と難しい事を聞かされた。

「ここまでは理解できたかしら?」

「ん〜…。まぁ、なんとなくは…。」

次から次へと衝撃的な事を聞かされるため、
自分でもどこまで理解できているのかは正直わからなかった。

「まぁいいわ。理解できなかった部分は、これからじっくりと教えてあげる。」



リリン様は俺の体を舐めるように、じっとりとした視線で見回した後、
もったいぶって口を開く。

「今から、生まれ変わったあなたに備わった力の説明をしてあげるわ。」

俺はその内容に、さらなる衝撃を受ける事になる。


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